夜行性のバタフライ

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主に夜間帯の時間を活動にあてる、ある種類のバタフライの姿をモチーフにして描いた近作。我が国でこの種のバタフライは「蛾」と呼ばれることが多いが、他国海外人においてこの呼び名は一般的でないことから、「夜行性のバタフライ」という表題を付けてみた。昼のバタフライと比較して、視覚的には極めて地味なことから、触覚や嗅覚により強く訴えかける相貌が特徴的である。闇の世界からその存在をアピールするバタフライを、マチエールにこだわって表現した作品です。

キャンバス地にアクリル画 F6号