気象庁史上初「高温注意報」発令の日の「冷汁」

気象庁が初めて「高温注意報」を発令した。関東甲信、東海、近畿、九州北部(山口県含む)の各地方で、最高気温35度以上の猛暑日になるとして出された。東京23区内は外れているようだが、猛暑に近かった。コンクリートジャングルにおけるヒートアイランド現象は、毎日が充分に暑い。雨が降るなどしなければ今後毎日は続いていくことだろう。

昼食時には定食屋で、宮崎流の「冷汁」とやらを味わった。ご飯と汁とが別々にして出されたその冷汁は、5mm四方程度の氷が入っていたので、その氷だけでもご飯にかけて食べれば冷たいご飯となる。実際に味わった「冷汁」風ご飯はひんやりしていて喉を潤してくれたのだ。

だがその味わいというものは冷やした味噌汁そのものであり、何ともお粗末だった。普通に口に入れて流したが、とてもいただけるものではなかったのだ。何よりも夏のメニューに必須の薬味が入っていない。茗荷、大葉をはじめとする薬味が冷汁メニューにとって大切なことは云うまでも無いが、胡瓜と豆腐が具材の味噌汁を「冷汁」と云い張るにはとても無理が有ることだろう。