健康相談にて妙齢の女医嬢から「あと3kg体重を落としましょう」とアドバイスされた

先日の健康診断にて血を抜かれた検査の結果が悪かったので、「健康相談」の招集通知が送られて来ており、気も漫ろに相談会場へと向かっていたた。ドアをコンコンとノックして入った部屋には、ただっ広い中で妙齢の女医さんが一人、おいらを待ち構えていたのだった。挨拶もそこそこに、妙齢女医さんが生活習慣が健康に大切であることを得々と講釈し始めていた。こういうときに「判っているさ!」という素振りを見せては失礼に当たるのであり、おいらはただ女医さんの話に頷いて、講釈を聴く羽目になっていたのであった。

十数年前に受けた人間ドックのときからの持病でもある「高尿酸血症」に加えてさらにマイナス点が加味されていたおいらの身体ではあるが、疲れやすくなったことを除けば別段に生活に支障を来すものでもないのではある。だから初めは素っ気なく受け答えをしていたのではあったが、然しながら折角の健康相談というチャンスを無為に過ごすのも勿体ないなと感じたおいらは、妙齢の女医嬢にこんな質問をぶつけてみることにした。

「おいらの身体は毎晩の晩酌によるアルコールが原因で弱ってしまっているのですが、アルコールを断つ良い方法はありますか?」

かつて身内にも断酒会に通っていた人間がいるので、半分くらいは本気の質問てあったのだが、女医嬢はほとんど表情を変えることなく、

「お酒の買い置きは止めましょう。それから、1日2杯までにしましょう…」

等々と、とても熱心にアドバイスしてくれていた。自己申告によるおいらの1日の酒量は「3杯程度」だったが、実は4~5杯は行ってしまうこと屢々なりなのであり、自己申告とのギャップも大きかったが、女医嬢の冷静な受け答えとおいらの願望とのギヤップもまた大きかったと云えよう。「1日2杯に出来たら初めからしとるわ~!」てな関西弁が出ても可笑しくないシチュエーションだったのである。

それにしても「生活習慣病」の改善策というものは、これこそ本人の自己責任によるものであり、「お酒は2杯にしなさいね」と云われながらもついつい3杯、4杯とグラスを継ぐおいらが悪いのは当然ではある。心して掛からねばならないと重々と反省の今宵なり。

妙齢女医嬢はその後もアドバイスを続けてくれて、「あと3kg、体重を落としましょう。そうすれば数値も改善すると思いますよ」と勧めてくれていたのだ。「たかが3kg、されど3kg」なのかもしれないと、女医嬢のアドバイスに従ってみることにした。1日30分程度の散歩」や、「午後8時前の夕食」やら「お酒を1本控えること」やらで、3ヶ月の間に3kg落とすことが出来るというのだ。どれもがおいらにとっては至難の業ではあるが、3kgマイナスに向かってチャレンジすることにした。今日のまとめではある。