痛風の甚大なる疼痛に苛まれた

昨日から「痛風」の発作に見舞われていた。およそ1年半ぶりの発作であった。特に昨晩からの疼痛は耐え難いものであり、睡眠時間もおよそ3時間程度しかとることができなかった。

かねてより痛風発作の原因物質である「プリン体」摂取を控えることを心がけてきたが、ついつい油断が生じていたようであったのだ。

時々、生ビールなどを注文するようになっていたし、レバー等のモツ焼き、鱈子や筋子等の魚卵類、おいらの好物である食物を、少しずつ増やしてしまっていたからではある。

5回目くらいの発作ではあるが、疼痛の程度は今回が最も強かったのであり、初めて、痛風専門の医院を訪れていた。発症箇所の足の親指はより根元に近づいていた。

医院では靴下を脱いだ足を見せつつ、女医さんに疼痛の緩和治療を訴えていた。妙齢の女医さんは微笑みつつ、

「8割がた痛風に間違いありませんが、症状が治まってからの治療が大切です。痛みが引いた後も受診してください」

「強い痛み止めの薬を出しておきます。静脈注射で炎症を抑える注射をしておきましょう」

と優しい言葉を掛けてくれていた。

一晩続いていた激痛は、注射後1~2時間で引いていき、今は多少の違和感や腫れがあるものの大分回復したのである。医療内容の印刷物をチェックしたところ、静脈注射は「リメタゾン」と云う、主にリウマチに対して処方される聞き慣れない薬剤であった。