新そばの季節に「韃靼そば」を味わった

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注文していた雑穀麺のセットが届いたので早速「韃靼そば」を調理してみた。韃靼そばとは通常のそばの実ではなく、ロシアのタタール地方に生育していた特別な品種のそばの実から作られたもの。ロシアの韃靼人という小部族が好んで食べていたことからこの名が付いたとされている。わが国では1985年頃に岩手大学の教授によってもたらされたのがきっかけだとされ、岩手県北部の軽米町では今ではこの韃靼そばの栽培が盛んである。取り寄せたのも軽米町内の「古舘製麺所」。例年新そばの季節になるとこの製麺所から通販で購入しているのだ。

薄緑かかった色をしており、通常のそばより程よい苦味や香りがあるのが特長で、舌触りもなめらかである。ポリフェノールの一種「ルチン」成分が豊富であり、健康食品として注目されている。豊富なルチン成分を含んだ蕎麦湯も大変美味しい。慣れ親しんだ味の中でももっとも身近においておきたい食物でもある。

■古館製麺所
岩手県九戸郡軽米町大字軽米8-139
TEL 0195-46-2301