前橋の「満ぞく亭」で昼うどんを味わう

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上州こと群馬の地域は小麦の産地であり、うどん料理が有名で、様々な種類のうどん料理を味わってきている。このほど帰省した時にも「満ぞく亭」といううどん専門店のうどん料理に遭遇したのだ。

この時食べたのは、海老を中心とした天麩羅付きのもりうどんであったが、添えられた天麩羅は海老天麩羅のほかにも野菜天麩羅が盛りだくさんであって、店名さながらの満足的な思いを強くしていた。うどんの麺はと云えば、太麺の生麺を時間をかけて茹でている。茹でたてを提供するために時間がかかりますという案内が店内に掲げられていたので、おいらはそれなりに待ち時間を覚悟していたが、実際にかかったのは20分弱程度であった。あまり他の店との違いは無い。

大盛の天麩羅を天つゆにつけて口にしながら、かみ応えのある太麺うどんを口にしていると、やはり古里の上州国にはうどん食の文化が浸透していたのだということを実感した。小麦をはじめとした穀物の生産と地元の食文化とが繋がっている。穀物から得る豊穣の喜びこそは地元の文化的基礎を形作っているのであろう。

■満ぞく亭
群馬県前橋市城東町1-5-4
027-233-3103