里山に棲む精霊たちは、誰も彼もが個性的な顔立ちをしている。それぞれに好みはあろうが、個人的な好みはさて置き、彼ら彼女らの顔立ちかたちに共通しているのが、アンフォルメル的容貌である。
アンフォルメル的容貌とはすなわち、不定形であり、左右非対称的であり、しかもチャーミングである。しかも彼ら彼女らは、容貌見た目に留まらずに、演技力やサービス精神が旺盛であり、堅苦しくなく柔軟でフレキシビリティに溢れている。等々と、その魅力を数え上げたら切りがないほどなのである。
願わくは、これらの肖像画に接して目にした皆さんが、精霊たちの魅力的な姿、顔かたちを思い、記憶の奥底に留めてくれることを。