今回アップするのは「野獣シリーズ」として描く作品であります。改めて言っておきたいのですが、僕がよく描いているのは野獣であり、決してペットや飼い慣らされた家畜たちではないということ。よく間違えられるのが「犬」や「猫」といったペットたちだという誤解也。はなはだ迷惑この上ないのです。かつては僕も、犬や猫を飼ったり可愛がったりしたこともあるが、モチーフにしたことは無かった。取り立ててモチーフにしないのではなく、あえてモチーフ、モデルに採用することに、特段の意味や必然性を感じないということ。翻ってみれば「野獣」という存在がそれだけ稀有なモチーフに成り得るといういうことなのです。