「デザインフェスタ」でアーティストの卵達に接したのです

本日は新橋から「ゆりかもめ」に乗って、有明の「東京ビッグサイト」で開催されている「デザインフェスタ」の取材へと繰り出したのでした。取材だとはいっても目的はおいら自身が若きアーティストたちに接して愉しむためのものでしかない。休日の取材は気儘に行きたいところへ行き、話したい人と話し、突っ込みたいところを突っ込むという、ただそれだけのものなので、おいらはととてもリラックスしていた。つまりは自身が愉しむための晴れの日が幕を開けたのである。

数年前に訪れた時に比べてみると熱気が薄い。もうピークを超えてしまったからなのか。それでもおいらの関心興味は、とりわけアートグッズたちに向かっていた。近頃のアーティストたちはグッズを販売しているという傾向が顕著である。控えめに書いているのだが、アーティストたちが自らの収入源としての作品販売を行なうにあたって、この「デザインフェスタ」はじめ各種イベントの販売収入はバカにならないようなのである。

会場を回って数分したところで、アジアを放浪して絵を描いていたという少女と出逢った。何かしら生と死との問題を画の中で描いていこうという志向性が見て取ることが出来た。絵画としての作品と、彼女のようなアジアを放浪するという生き様とはそのままリンクする訳ではないのだが、やはりカッコいい人生を送っている人の作品は格好よくみえたのだう。おいらはすぐさま彼女のブースに並べられていたポストカードの数枚を購入することとなったのである。

この時のポストカードは1枚200円である。大体1枚50円~300円程度で販売されているので、印刷代その他を考えればとても割に合うものではないはずである。だけども若きアーティストたちのエネルギーはずっと前から沸点に達していて、このようなイベントを求めているのだ。かつては路上や中小のギャラリーにて開催されていたパフォーマンスなのだが、いまや東京都の条令だかによりできなくしまって、結局は行き着く先が「デザインフェスタ」くらいしか無くなってしまったというのが現状に感じさせる。アートのイベントくらい思いっきりに飛び跳ねて行きたいのだが、我が国の現状はまだまたそこに追いついてはいかない様なのである。