ピータンが食べたくなった夜の話

ピータンという中国料理は、本来はアヒルの卵を用いてつくられるものだが、最近では鶏卵が原料となるものが少なくないのだとか。おいらが通っている店舗で出されるピータンの原料は何かということを確認したことはなく、ただ時々食べたくなるから通っているのに過ぎないのである。

そもそものピータンのレシピはといえば、1ヶ月あまり、塩、石灰、木灰、その他の混じった甕に卵を入れて密封される。白身は独特の茶色のゼリー状となり、この食感がたまらないのだ。元黄身の部分もまた、卵の成分を自らの作品に表徴とさせるがの如くに独特な味わいを提供している。このような不可思議な食材はあまり目にしたことが無い。

というわけで、ピータンが食べたくなったおいらはまたまた地元の中国料理店の扉を開けて、「ピータン豆腐」をオーダーしたのでありました。豆腐とたまねぎの刻みがピータンに合わさって、癖の強いピータンの味わいがマイルドに中和されていた。これはこれで良いのだが、ピータンの独特の鼻に突くくらいの癖が体験できなかったのが残念であった。

ピータンが食べたくなった夜の話」への3件のフィードバック

  1. >>ピータンの原料は何かということを確認したことはなく

    御指摘のとおりアヒルの卵なのですが、

    ピータン(皮蛋)のタンは蛋白質(たんぱく質)のタンです。

    支那文字・漢字をパクリまくりのぬっぽんです。上海万博、マンセー!

    タンパク質ってアミノ酸が重合した高分子なんです。

    どうでもいいことですけど。

    それにしても、フルハラセンセが、網野善彦がピータンを食べているところを見た!とか報告するとまた楽しいことではあるんですが。

  2. ↑意味不明

    上記コメント意味不明ですね。すみません。

    英語のプロテインの訳語として近代日本人は「蛋白」という漢字をあてたというだけのことです。

    蛋は鳥の卵の意味で、卵白の主成分はプロテインですので。

    (ちなみにアミノ酸(amino acid)の漢字を使った日本語訳は聞いたことがないですね。)

  3. ん?
    「ピータン」は中国料理ではなくて日本の料理だということなのかしらん?
    どこかにそういう解説を目にしていたような気がするのだが、これも根拠の無いデジャブなのかも。。。

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