山の芋ハンバーグはもっちもっちの食感が秀逸なのだ

山芋ならぬ「山の芋」を摩り下ろしてハンバーグにした。元々粘度の高い食材であり、つなぎも何も要らない。百パーセントの山の芋ハンバーグである。

大ぶりに丸くしてから伸ばしてから、少量のサラダ油をひいたフライパンに乗せて焼いていく。ジリジリと云い始めたらば強火中火から弱火に火加減を落としながらリセットする。表面、裏面共にそれぞれ5分程度焼いたらならばハンバーグ生地の調理の仕上がりである。

続いてソースの調理にかかる。今回は玉葱、蓮根、白菜を細かく刻んでじっくりと煮込んだ後に、塩、味醂、醤油に片栗粉でとろみを付けて、そこに昆布とカツオエキスを加えて和風に仕上げてみた。冬野菜をメインに用いたことがポイントであり、これぞマクロビオティック料理の真髄ではないかと考えるのである。

最初の焼面(表面)では少々強火にて焼き進めたのが故に、少々の焦げを作ってしまった。それでもこんがりとした表面の食感は程よいこんがり感が感じられてブラボーだったのである。

最後に少々焦げ気味のハンバーグ生地とマクロビ的ソースとをあえて、2~3分程度煮込めば出来上がり。外はカリカリでいながら中身はもっちもっちの食感が、これまで味わったことのないくらいに秀逸であった。山の芋に火をじっくりと通すことにより、もっちもっち的な食感が強くアピールする、そんな逸品料理なのでありました。