「住みたい街」ナンバー1の吉祥寺、井の頭公園を散策

雑誌「東京ウォーカー」アンケートによれば、今年もまた「住みたい街」の1位に吉祥寺がランキングされたという。
http://www.asahi.com/business/pressrelease/ATP201101240016.html

確かに訪れたくなる街の上位にランクしたくなる。おいらはこれまで吉祥寺に住んだことはないが、友人、知人が何名か此処に賃貸していたことがありよく出かけた街であり、途中下車度が高い街でもある。つまりはおいらにとっても途中下車したくなる街のナンバー1と云ってよい。

手が凍えるくらいに冷え冷えとした黄昏時の井の頭公園の井の頭池周辺は、枯木と共に凍えた都市の風貌を垣間見せていた。春には桜を咲かせ、秋には紅葉で賑わう井の頭周辺ではあるが、冬には見世物がないことを露呈してしまっているかのようだ。それかあらぬか公園の風景は田舎染みていた。それが悪いというのではなく、逆であり、吉祥寺という街の持つ田舎臭さに親近感を抱いたということなのである。

さらに此処にはミュージシャンが集うライブハウス、人気漫画家の仕事場アトリエがあり、おいらも公私において幾度も訪れつつ、そんな彼らとの交流を愉しんだものである。まさに特筆に価する都市であることは間違いがないだろう。

そして忘れてはいけないのが、呑兵衛お気に入りの居酒屋が、まさにごった煮のようにしてひしめき合いない交ぜにされているという独特の街の姿だ。高田渡さんに出会ったのもこの街であった。高田先生との想い出は深くハーモニカ横丁の路地の記憶に刻まれているのだ。

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「ファスト風土化する」と指摘している日本都市の問題を研究している三浦展氏が、渡和由筑波大学教授とまとめた共著のスタイルをとっている。ただただ軽い軽薄な都市論となっている。特に米国で学んだという渡和由氏の論は、横文字が多すぎて辟易した。筆者2名の個人的理想論に基づく軽薄な吉祥寺学的コラムとして読み進めていた1冊なのです。

「住みたい街」ナンバー1の吉祥寺、井の頭公園を散策」への2件のフィードバック

  1. 私は国分寺の短大&吉祥寺の大学に通って、高円寺に住んでいました。中央線っていいですよね^^

    吉祥寺は大好きな街。

    最近けっこう街が変わったと聞きますが、、、?

  2. mimiさんは中央線にとてもゆかりがあったのですね。吉祥寺、国分寺、高円寺ともに、住むにも散歩するにもナイスな街ですね。
    吉祥寺は駅ビルが建てかえ中でいろいろ変わろうとしているようです。昔の面影を消したりしないで、あまり急激な変化はあるべきでないと思っているのですが…。特に「ユザワヤ」「いせや」「ハモニカ横丁」などはそのままのままでいて欲しいです。

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