造反無理政局の行方3 海江田大臣の辞任後の僅かな希望が見える

菅直人内閣総理大臣追い落としの政局は相変わらず続いているが、本日国会では海江田大臣の辞意が表明され、菅内閣の脱原発シフトは進んでいく条件が漸く生まれつつある。

いずれ辞任するとはいえ菅直人の最後であり最大の使命が浮かび上がりつつある。脱原発というこの道を開き突き進むことが、菅内閣の使命なのであり、ここへきてかまびすしいマスコミ、野党、一般市民、等々の雑音に惑わされないことが大切だ。何時最期のときが訪れるかも分からない菅直人内閣に、今こそのエールを送っておきたいと思う。

誰が云い出したか知らないが、今の政局が「液状化」を来たしているという指摘は当たっているだろう。そもそも液状化を発生させる要素と云うものは、旧海岸地域の埋め立て、陸地化といった不自然極まれる自然に対する余計なアプローチが生み出したものである。

こんな人工的な地域を「ウォーターフロント」等と称していたことなどは、まさに人間の浅知恵が生んだ、浅はかなる驕りの結末であると云うしかない。

「液状化」を生じているのは政界のみならず、マスコミ界も同様である。「市民主義」「リベラリズム」等々の、聞こえの良いマスコミ関係者たちが依って立つそのドクマは、どろどろの液状化した絵空事として水泡に帰そうとしている。

暗愚な夢を見た、あるいは見させてきたマスコミ関係者達の総括が、これから行われなければならないのである。