造反無理政局の行方5 海江田万里の三文芝居に惑わされてはならない

海江田万里という経産大臣は色々なパフォーマンスを駆使して政局の混乱に拍車を掛けている。絶句してみたり涙の無い嗚咽を演じてみたりと、まるで三文役者そのものである。もともと役者の自覚があるならば、本物の涙を流すくらいの演技的訓練はしておくべきだがそれさえも無い、ただ単に付け焼刃的パフォーマンスの醜い光景を見せられるばかりである。

海江田が意図すべきは菅直人総理大臣の追い落としに間違いないが、ここに来てまるで、勲功章を目指しているのではないかと勘繰られる動きが見られるほどであるからいいかげんにして欲しいのだ。くだらないタレント政治家の最後のパフォーマンスを黙って見過ごしていくわけにはいかないのだ。

現政局にあっては造反無理的政局の動きに加担する政治家は須らく、こそこそ政局を嗅ぎまわる政治屋風情に過ぎないことは明らかであり、今後の菅直人内閣の意義が浮かび上がってくるのである。

マスコミはほどよく傀儡されている。傀儡する主語的存在は、日本の軍産複合体である。抽象的に云えばそうなのだが、もっと具体的な姿が明らかになろうとしている。東電をはじめとする電力産業複合体である。電産複合体はピエロやポチ犬を雇っていて、ときどき誰彼がそんな役目を買って出ている。彼らにとって三文芝居役者の海江田万里を操ることなどは至極簡単なるオペレーションのひとつに過ぎないのである。