TV「名もなき毒」を視聴して改めて市井の毒とやらについて思う

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本日のTBSTVではドラマ「名もなき毒」の最終回が放映されていた。

おいらも以前には宮部みゆきさんのその原作本を読んでインパクトを得ていたことは違いなかったが、そのときから今に続いても何やらもやもやとして割り切れない気分に充溢されていた。

いわゆる小市民生活以上に会社企業的上級な市民生活においてでも、いわゆる毒をそのままの人間の毒として捉えるべきものか? 所謂上級市民が下級的市民の行業に対して捉える認識としてのものとはかけ離れていたからだということが一つの要因でもある。

原作小説を読んだ時には氷解しなかったもやもやを貯めつつ、このドラマを視聴していたのだった。最終回の今夜はといえば、原作の基本的なシチュエーションを踏襲しながら、劇画的なシーンを随所に挿入していた。演出家による演出の一駒ではあり、それなりの効果を演出させていたということが云えよう。