上州特産「赤城しぐれ大根」の甘酢漬けを味わった

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群馬県特産の農産物の一つに「赤城しぐれ大根」がある。赤城という名称が示す通りに、上州名山こと赤城山の麓にて生育されているご当地野菜の一種である。別名では「紅しぐれ大根」なる呼び方もあるようだが、上州出身のおいらにとっては赤城しぐれ大根の呼び名がしっくりと来る。

赤い色素が目に付くのだが、赤城しぐれ大根の赤紫色の色素は、抗酸化作用の強いポリフェノールだということであり、健康食材としても注目すべきなのである。しかもこの赤城しぐれ大根は、酢や甘酢等で漬けると一層にその赤みを増していくのが特徴也。だからであろうかこれまでに見たことが無いくらいに鮮やかな赤みに見とれていたくらいなのであった。

厚めに切られた大根漬けは、口に含めばすこぶる瑞々しくて、これが大根漬けだということさえ忘れてしまっていたくらいである。瑞々しいことは水分が多いということの他に、味覚や嗅覚に与える刺激がフレッシュであるということなのだ。あっさりとして瑞々しくて、しっかりとした食感が何とも云えずに満足感を満たしてくれるのだ。