「ウナギの肝焼き」の苦味に夏の栄養価を感じとるのだ

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ここ数年来のウナギの価格高騰にはおいらも気掛かりな事象の一つだ。夏の季節を乗り切る食材としては欠かすことの出来ないものであり、其れが手の届かないものになるなどとはあってはならないと感じている。今年は昨年よりは価格も落ち着きつつあるようだが、それでも国産のウナギの蒲焼きは1匹につき1000円は下らないよう。年に数回の贅沢食材だから美味しい国産ものを食したいものではある。

ところでウナギの料理は蒲焼きにとどまらない。特に肝の串焼きというメニューもポピュラーであり、おいらを含めて飲兵衛たちには身近かでもある。焼き鳥のタレで肝を串焼きにするという料理だ。そもそもウナギの肝とは「肝吸い」として調理されるのが一般的だ。ウナギの部位でも、ビタミンAやアミノ酸、ミネラル等々と特に栄養価が高い。苦味成分こそ栄養価のバロメータ、疎の独特の苦味がその栄養価の現れだとも思えるのである。