旬なる珍味「バクライ」(ホヤとコノワタの塩辛)を食す。

人間たるもの、なかんずく呑兵衛などと云われる人種どもは、何ごとも栄養補給の為だと考えてつまみを摂るものではない。旬な食材やら珍味やらを見かけると、ついつい御しきれずに口にしなくてはならないのが、呑兵衛どもの習い性なり。

本日はとある店にてありついた「バクライ」(ホヤとコノワタの塩辛)は、そんな条件を満たす一品であった。ホヤの刺身や塩辛は、時々は口にする機会を持つが、本日の「×コノワタ」についてはこれまで口にしたことなく、初体験であったのである。

コノワタとは、ナマコの腸(ハラワタ)を指して云う。これ自体が珍味。ナマコはナマコでコリコリとして味わい深く美味であるが、そのハラワタを想うに、口になどしたためしがなかった。ホヤの独特のエグミをまた程よく中和させて、美味なのであった。

旬なる珍味「バクライ」(ホヤとコノワタの塩辛)を食す。」への1件のフィードバック

  1. いままでナマコって見た目が怖くて食べた経験がないです。子供の頃は寿司もなんか怖くて食べれなかったです。が鳥羽の海に行ったときやっと克服しました。

    ホヤって海綿生物じゃないかな。ここ数日、綿に関してあちこち検索したのですが海綿鉄がヒットしてなんだろうと探りをいれてるところです。

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