本年初の「松茸ご飯」「焼松茸」を堪能

先日、上野アメ横に立ち寄ったところ、期待通りの松茸を発見した。早速本年初の松茸料理にありつくこととなったのでした。

猛暑の影響で高地以外の平地中地での収穫量が少ないと聞いていたが、例年とそう違いはないらしい。形は不揃いだがしっかりした傘をつけた岩手産松茸は、その香りも良く効いており、初松茸に相応しい。秋の香りの伝道師なのである。

ここはまずシンプルに、松茸ご飯を1品。スライスした松茸に筍、鶏肉を少々。炊き込み飯専用の土鍋にて炊き込めば、台所中に松茸独特の香りが拡がったのである。

2品目もオーソドックスに焼松茸。ひね曲がって不細工だが色艶の良い松茸を縦半分にスライスして、金網に並べて遠火の中火(家では中々強火とはいかない)でじっくり火にかける。じっとり汗をかいて美味しそうな焼松茸の出来上がりだ。醤油を垂らして頬張れば、早くも秋の到来を実感したのでした。

とろん家での松茸パーティー

アーティストとろんの住んでいた、今はもう無い立川郊外の自宅へ初めて足を運んでいた日、おいらはアメ横で購入した松茸を持参していたことを想い出した。その後、トロン家には度々足を運んでいたのだが、中でも1999年秋「レインボーパレード」の前の打ち合わせパーティーでは、数十名におよぶスタッフがトロン家を占拠し、さながら決起集会の様相を呈していたものだ。とろん特製の手料理がふんだんに振る舞われていた。その中の1品が、おいらの土産松茸を使った、特性松茸ご飯だったのである。

渋谷区の代々木公園から出発して町中を練り歩いた「レインボーパレード」については、稿を改めてまとめてみたいと考えているところである。