仰ぎ見る「東京タワー」の姿は勇壮なり

今年3月、後輩の「東京スカイツリー」に日本一の座を奪われた「東京タワー」。来年7月にはアナログTV放送が終了する予定であり、その時期が来れば御役御免となってしまうのか? 

つい先日にはおいらの自宅でも地デジTVを購入したばかりである。これから段々と東京タワーの恩恵に浴することも少なくなっていくのだろうか…? そんなことを考えていたら東京タワーが無性に見たくなり、現場に出かけたのです。

浜松町駅からてくてく歩くこと約15分、増上寺の正門に突き当たって境内を行く頃には、どーんと存在感のある風景が目に焼きついてくる。タワー自体の高さは見慣れているせいか、特別な驚きは無いのだが、それでもこの場所が東京タワーの場所だということを、道行く人に強烈にアピールしている。

骨組みの厳かさとしなやかさはまさに勇壮であり、彫刻作品といっても良いくらいに隙が無い。その鉄骨の撓り具合を眺めれば、昭和の時代の職人の情熱を感じ取るのだ。上へ上へと伸びていくのっぽの後輩君には発し得ない何か。やはりこの東京タワーの形が持つ、厳かさは尋常ならざるものがあるようだ。

タワー前に着けば、はとバスやら観光バスやらが列を作っており、相変わらずおのぼりさん向けの観光スポットだ。ちと興ざめではあるが、東京タワーが東京の観光スポットとしてこれから残っていくであろう光景を見た思いがして、少々満足なのである。

仰ぎ見る「東京タワー」の姿は勇壮なり” への2件のコメント

  1. 小林さんも東京タワーを見てきましたか。その下に近寄って行きタワーを見上げる写真を、改めて見やれば実に勇壮で、しなやかに湾曲を描いている鉄骨の線が、なんともいえません。僕らの若かった時代には、首都東京のシンボルでした。わたしが二十数年間、つとめ上げた小さな印刷会社が、タワーから、少し新橋寄りの日比谷通り沿いに、ありました。会社の建物は、十年ほど前に、取り壊されてしまい今は陰も形もありません。現在、通称「マッカーサー道路」が大工事中で、会社の建物が計画道路上にあったのです。新橋、芝公園、東京タワー、ここらあたりが、わたしの第二の故郷のような気がします。

  2. かもめさん、こんばんは。
    かもめさんは東京タワーのこの場所にご縁があったのですね。昭和の一時代のシンボルとしての東京タワーと共に、この場所で二十数年間働いていたとは、羨ましい気がします。
    通称「マッカーサー道路」とはGHQのマッカーサーとは関係ないようですが、強引な手法で着工されたことから命名されているとか。懐かしい場所もこんな化け物によって取り壊されるとは、なんとも釈然としない感じです。