黄金色したほくほくの「石焼き芋」に舌鼓なのだ

自宅への帰り道の自転車を走らせていたら、ふと「石焼き芋」販売の車に遭遇した。小さな車両に煙突を小脇に抱えた鉄釜の焼き芋機がとても懐かしい郷愁をそそっていたのであり、一度通り過ぎた道を引き返して、焼き芋一丁を注文。「小さいので良いですからね」というおいらの声に、「サービスだ、まけとくよ」という生きの良いかけ声が返って来た。これまた懐かしのロウを刷り込んだ焼き芋用の紙袋に入れられて、ほくほくの焼き芋が渡されたのであり、冷めないうちに早く帰って食べようと云う思いで、自転車のサドルを力一杯にこいで帰って来たのだった。

流石に汗をかくことはなかったが、息せき切って帰ってすぐに、石焼き芋を真ん中から二つに割ってみた。すると期待以上の鮮やかな黄金色した芋の身の部分が視線を凍えつかせるようにしていた。何度も何度も飽きることなく焼き芋の黄金色の身に視線を集中していたおいらは、ピンと張った芋の繊維の優雅さにも見とれていた。

そしてほくほくとして熱い焼き芋を頬張ったのだった。美味いことはもちろんだが、この品種はおいらが子供の頃に食べた頃にはなかったものである、きっとそうに違いない! という発見に、こころ時めかされていた。昔の焼き芋は素朴で美味かったが、こんなに瑞々しく水分を含んではいなかった。だから多少ぱさぱさしていたのだった。それなのに今日日の焼き芋と来たら、とろけそうなくらいにジューシーで瑞々しいのだ。これには驚きを隠せなかった。味もクリーミーであり、very good!

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