永井荷風さんに見習う日記の奥義(或はブログと日記はどこが違うのか?)

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ブログを続けていくにつれ、果たして日記とどのように違うのか? プロフとは? twitterとは? 掲示板とは? などという思いに駆られることが少なくないのだ。今宵はちょいと振り返って、ブログと日記の違いや共通点などについて、少々真面目に考えてみようなどと思ったのである。

明治から昭和にかけての風俗を独特の筆致で描いた文豪、永井荷風といえば、数々の小説などの文学作品を世の中に発表していくことと同時進行的に、毎日の記録を日記として書き残していくことを、日課として課していたことでも有名である。それらの膨大な日記は「断腸亭日乗」というシリーズ本としてまとめられ、戦後には発刊され評判を呼んでいる。荷風さん研究の貴重な資料ともなっているのだ。彼が37歳の時から始まり79歳で大往生(当時の寿命からしてそういって間違いなかろう)するまでの42年間、1日も欠かすことなく続けていたというのだから恐れ入る。「ほぼ日刊」などと称しているおいらが恥ずかしくなるくらいの凄さなり。

そもそも「断腸亭日乗」というタイトル自体がユニークである。「断腸の思い」という一言を想起させる「断腸亭」とは、その昔荷風さんが住まわれていた一室の別名とか。そして「日乗」とは「日記」の別名である。世に艶福家として名にしおう荷風さんの日記らしく、小説では発表しなかった下寝た日誌なども躊躇うことなくあれこれと記されている。さらには、仲間内での小言なり誹謗中傷なりが散見されていてとても興味をそそるのである。

さてそろそろ結論である。日記もブログも、毎日こつこつと続けていくことに意義がある。気負わず焦らず、ときには気を抜きつつ、出来るだけ長々と続けて行きたいという思いを強くしたのでありました。

永井荷風さんに見習う日記の奥義(或はブログと日記はどこが違うのか?)」への1件のフィードバック

  1. 和製ジョン・レノン≒岸部四郎は
    永井荷風コレクションにこだわり過ぎて
    自己破産しました。

    あやめ池将棋倒し事件の余波で
    当時、グループサウンズは
    テレビ出演禁止になりました。

    だから当時、園児だった人々は
    ピンキラやピンカラは知ってても
    タイガースは知らなかったりする。

    GSで一番売れた曲
    「花の首飾り」は浜っ子さん
    や岸部四郎のレパートリー曲ですが
    それでも「恋の季節」の半分以下の
    売上です。
    「廃墟の鳩」はアキンさんが
    はじめて買ったEPですが
    ストーンズ「ルビーチューズデイ」
    のまねしてフルートが入ってます。

    文才あふれる岸部四郎が永井荷風
    みたいに再評価されるのは22世紀
    ごろと思われます。

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