キャンバス地にアクリル画 P50号
投稿者「admin」のアーカイブ
幼き獣の棲む里
2組の花弁
チューリップ
宇宙の印
よちよち歩きする獣
幼き獣の棲む里
「小林活夫展 相貌Ⅱ」スタート
バタフライ 春の舞
ヤドカリ(サムホール)
ぎゃらりーロアの「サムホール展」に出展しました
謹賀新年的「古里の山と湖の風景」
アンモナイト(サムホール)
獣が闊歩する里
東京都美術館「ゴッホとゴーギャン展」を鑑賞

東京都美術館にて「ゴッホとゴーギャン展」が開かれているのをずっと気にしていて、遅ればせながらに展覧会会場に足を運んだのだった。
ゴッホとゴーギャンという、後期印象画の巨匠の企画展であり、両者共にあぶらの乗った、両者がフランス・アルルという共通の制作の場所を有したという歴史的有意義なる時期の、彼らそれぞれの代表的作品の息吹に触れたということによる、想定を上回る収穫を得ることの出来た鑑賞体験であった。
二人の関係性で述べれば所謂師匠的存在であったゴーギャンの理知的画風がファーストインプレッションとも云うべき印象を濃くしていた。だがゴッホはやはり何時も何処でも主役である、主役であったとみえていて、アルルの気高き風景画を数多く残していたことを思い知らされたのであった。
光あふれる明瞭な南フランスの風景を、思いのままに描いたゴッホは、当時のゴーギャンとの共同生活の時期の高揚感とも相俟って、芸術的生涯のピークだったことを実感させられるのである。そしてまた、脇役のゴーギャンの立ち位置としての、アルル時代の作品にも端倪すべからざるものを感じさせるに充分なると云うべき、価値ある展覧会であった。






















