意外な当たりだった「榛名ポークの角煮」

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分厚い豚(ポーク)の肉をじっくり時間をかけて煮込まれた角煮。角煮料理はその脂っぽいところが少々苦手で、おいらはあまり脂ぎった角煮という料理を食べることはないのだが、上州に帰省中に立ち寄った食堂では「榛名ポーク」というメニューに引かれて注文。久しぶりに角煮料理を食したのだった。

食べてみたらこれが意外や意外の当たりであった。そして何より「榛名豚」というブランドの地元食材に感心が高まっていた。

榛名山の山麓で生育した豚を指すということは以前から知っていたが、榛名豚をそれと意識して味わったことは無かったようなのだ。調べて見たところ、榛名山麓の加藤牧場で生育されている豚のことで、ランドレース、大ヨークシャー、デュロック、の3種豚の掛け合わせ。大麦主体の餌にもこだわりがあるのだとか。以前に食べた豚角煮に比べて脂身のしつこさがほとんどと云えるくらいに無い。赤身肉の味も煮込んだ甘辛味との相性が抜群だ。これならばギトギトした豚のしつこさなど気にならない。

豚の角煮は榛名ポークに限ると云ってよいだろう。

「ホタテ焼き」は酒の肴に持って来いの逸品的味わい

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殻付きのホタテを炭火で焼いて出てきたのが「ホタテ焼き」だった。

注文して焼き場をチェックしていたところ、殻付きのホタテが殻を開ける瞬間のパフォーマンスには魅了された。帆立貝の味わいがパックリと殻を開けて顔を見せたような、そんなパフォーマンスなのであった。実際に其の逸品的酒の肴的メニューを口にすれば、磯の香りを含んで味わい深いホタテの食感が喉の奥の味覚の園たちを刺激してたまらなかったのである。

貝柱は太くてコリコリとして、薄味ながら磯の香りが漂っている。寿司ネタとしては捨てられてしまうホタテの肝とくれば、その味わいは絶品である。ホタテの身は酒の肴としても逸品的メニューなのであった。

養老孟司著「『自分』の壁」は期待外れの一冊

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養老孟司氏の近著「『自分』の壁」を読んだ。「バカの壁」というベストセラー作品を持つ著者の作品ということで些少の期待をもって読み進めたが、特に目立った主張、分析や切り口などはみることができず、期待外れに終わってしまった。

帯に示されている「『自分探し』なんてムダなこと!」というフレーズからも読み取られるように、同書の成り立ちは著者の企画ではなく編集者による企画による。世の中に蔓延る「自分探し」といったムーブメントに対するアンチのメッセージを発するということを一義的に目的とされ、企画から執筆、発行にまで至っている。事実、同書の「まえがき」「あとがき」以外の原稿執筆はゴーストライターによるものだということを著者が暴露している。

学者・研究者としてのエピソードを随所に散りばめているのだが、細かな事柄ばかり突くスタイルは大きなメッセージを発信することは不可能であり、養老本のある種の限界を明らかにしている。

自家製の「牛筋煮込み」でほっこりなのだ

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地元のスーパーマーケットで新鮮な牛スジを仕込んでいて、自家製の牛スジ煮込みづくりにチャレンジしたのだった。購入した牛スジを3〜5cmにカットして、その他、人参、牛蒡、そして干し椎茸の具材を用意して、圧力鍋にて煮込んだのだ。味付けは少量の醤油と塩と生姜の細切れのみであり、牛スジから滲み出る出汁とコラーゲンが味の決め手となっていた。

おいらが好きな「煮込み」と云えば、一般的なモツ煮込みよりも「牛スジ煮込み」である。牛スジのゼラチン質や繊維質が豊富であり低カロリー、しかも馥郁とした出汁が味わえるというのであり、どこぞの酒場に足を運んだときには先ずは此の牛スジ煮込み料理を物色している。美味い牛スジ煮込みは其れくらいに求むべき酒のつまみでもある。一般的に「煮込み」という料理には「もつ煮込み」と「筋煮込み」が双璧をなしている。おいらの好みはといえば筋の煮込みの中でもとりわけ「牛筋煮込み」ということとなっている。牛筋とはアキレス腱の部分や腱がついた肉の部分を指しており、にはゼラチン質が豊富に含まれており、脂身は少ない。ホルモンの部位とは異なり、あまり小売 店のショーケースには並ぶことが少ないと云う。専門店での調理法が映える部位なのである。名店の「牛筋煮込み」は、ほぼ飲兵衛たちの支持によって長い命脈 を維持しているのだと云っても良いのだろう。近頃の好みは〆として素麺にかけて食べることだ。これも文句なしにGoodだった。

饗宴のあとさき

日本国民の多くがそうであるようにおいらも寝不足気味で体調不良である。早朝の5時に起きてサッカー観戦に興じてしまったのだから仕様がないのだが…。ワールドカップサッカーは数週間の饗宴を経て本日のグループリーグ戦敗退で、その宴を閉じた。マスコミの前評判が良かっただけあり、此の結果には落胆の思いを強くしていた。敗戦の要因は色々挙げられようが、攻撃的にパスを繋いで得点するという日本サッカーが、世界には未だまだ通用しなかったということだ。本日の試合の前半では攻撃的パス回しが機能していたが、見せ場を示すことなく、泣く泣く終わってしまった。

謝罪がパフォーマンスとなる此の国の行方

昨日から本日にかけてのニュースには、石原伸晃環境大臣の謝罪行脚とセクハラやじ゛都会議員の謝罪会見の映像で持ちきりの様相だ。謝罪がニュースになるのだから日本の国は平和なのかもしれないが、それでも謝罪者当人政治家たちのインチキさには怒りを覚える。石原伸晃は自らの子分とも称するべき政治家たちへの形式的な行脚をもって謝罪を終わらせようとしている。侮辱をし傷付けた東北の人たちへの直接の謝罪はパスしての謝罪行脚にはパフォーマンス的な意味合いしか持ち合わせていないのは明らかである。こんなパフォーマンスを見させられるくらいならば謝罪行脚など無くて宜しい。時間の無駄も甚だしいのである。そしてもう一人の謝罪パフォーマーの鈴木章浩には、呆れる以外の印象を有しなかった。この地方政治家に至っては、謝罪の意味さえもが取り違えられており、パフォーマンスの内容は非条理な自己弁護と下らない強弁に終始していた。謝罪がパフォーマンスに終始している此の国の行方に赤信号が灯っていることを痛感したのだ。

「金目鯛の一夜干し」というメニューについての謎

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おいらは金目鯛が好きである。高級食材としての希少性とともに上品な白身魚の味わいが類を見ないのであり、此れを口にしたときこそ食の醍醐味を感じ取ると云えるくらいだ。金目鯛を煮付けや刺身で食するのは王道だが、そんな機会は滅多に訪れることが無い。たまに金目鯛の開きを買って焼き魚として味わうくらいがいいところなのかも…。そんなところで「金目鯛の一夜干し」という奇妙なメニュー札を目にして思わず注文してしまったのは必定と云えるのかもしれない。金目鯛の頭とともに炭火で焼かれて提供されたのは、開きの半身の如くの外見ではあった。味もまたたまに食してきた金目の開きに似ていた。美味しいことには違いがないのだが、何か釈然としないものを感じていた。もう一つの半身はどこへ行き、果たしてどの様にして調理されているのか? という疑問に直面していたのである。所謂ひとつの謎なのではある。

赤羽「まるます家」の「鯉の生刺し」に舌鼓

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帰省していた帰りに赤羽で途中下車。目当ての「まるます家」に向かった。赤羽駅から4~5分歩くとその「まるます家」に到達する。赤羽の「まるます家」と云えば、知る人ぞ 知る大衆居酒屋の名店である。都内の多摩地区に住むおいらにとってはなかなか足を運ぶことも難しいのだが、帰省帰りの途中下車のお目当てのスポットでもあり、時間があれば立ち寄っている。

鰻と鯉が美味いと評判の店であり、鰻の肝料理などが食べたいと思っていたのだが、鰻の肝は無しだということで、鯉の生刺しを注文したのである。鯉料理は「鯉こく」「鯉の洗い」などがあり「鯉の生刺し」は同店ではもっとも高価なメニューに属する。洗わず、煮込まず、という鮮度も抜群であり、川魚としての鯉の味覚を生で味わえると評判も高いのである。

鯉の洗いとの違いとは、洗っていないことにより鯉の独特のコクの有る食感を味わえること。そしてにんにく醤油との相性の良さである。鯉をつまみに一献したくなる度に同店に立ち寄ってしまうのだ。ともあれ途中下車しても立ち寄りたいという気持ちを惹起させる名店の一つが、赤羽の「まるます家」だということは確かなようである。

■まるます家 総本店
〒115-0045
東京都北区赤羽1-17-7

ふうふうと汗をかきつつ「石焼ビビンバ」を喰らう

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地元の焼肉店で「石焼ビビンバ」ランチを食した。ビビンバというメニューは韓国一般の混ぜご飯のことである。モヤシ、ゼンマイほうれん草、大根、等々の漬物ことナムルを、コチジャン、胡麻等の調味料とともにご飯に混ぜていただくというのが定番。石焼ビビンバはそんな素材をざっくりと石鍋に盛り、それを火にかけて熱々にしたところでご飯と混ぜていただく。伝統的な家庭料理としては少々ならず贅沢な料理行程を踏むのである。ちゃんとこの行程を踏襲した料理であればこれがいただけないはずが無いのだ。

暑い季節に石焼メニューを食べるには少々の躊躇いがあるが、汗を大量にかきつつふうふうと熱い料理を口にするのも悪くは無い。運動不足のなかでは食事が発汗を助けることにもなるのだから、メリットととらえるべきだろう。家庭料理の王道を行くのが「ビビンバ」であるということはおそらく多くの関係者が認めるところだ。おいらも韓国家庭料理としてのビビンバのメニューを愛する一人であり、時々口にするのを楽しみにして過ごしている。