「八王子古書まつり」にて埴谷雄高さんの「闇のなかの黒い馬」初版本をゲットした

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八王子のユーロードでは、6日(月)まで「八王子古書まつり」というイベントが開催されている。

http://blog.hachiojiusedbookfestival.com/

今年第8回の合い言葉は「ふるいのも、あたらしいのも、キラキラできる」というもの。公式サイトにては以下の様な説明がある。

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「八王子古本まつり」の合い言葉(キャッチコピー)は、これ。

古くから代々この町に住んでいるひと。新しく家族で移り住んできたひと。ひとだけじゃありません。文化、環境、年中行事、信仰、価値観などなど、古いものと新しいものがいっしょにある町、それが「八王子市」だと思います。

「八王子古本まつり」は、この町の古いもの・新しいものそれぞれの魅力が、いっしょになって、キラキラとかがやいてくれることを夢見ています。
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そんなイベントに足を運んだところ、思いがけない掘り出し物の1冊に遭遇、購入したのである。その書物は、埴谷雄高さんの 闇のなかの黒い馬」という名著である。埴谷雄高さんと云えばおいらが思春期から青春期のころにかけては、「死霊」という圧倒的な作品群に格闘した思い出が顕著であり、この作品「闇の中の黒い馬」も何時かは知らないが触れていたはずである。埴谷作品の中でも屹立した存在感を備えており、どこかで読んでいたはずだが、然しながらに手元には無いという特別な一冊であった。表紙および挿画には駒井哲郎さんの作品が用いられており、出版された1970年当時の面影を伝えている。