旅の準備

 

ここ数日来の公私にわたる喧騒が静まって、僕も久々の旅に出たい気分なのです。数日来の仕事やプライベートのあれこれは、非常に気持ちを荒々しくさせる事ばかりで、いささか自分の気分も、腫れもの気分であり、気持ちの洗濯などをしたくなったという訳なのです。ボケ老人が会長の山梨の田舎の展覧会など関わってしまった為に、精神的安定を失してしまったことや、自身の制作スケジュールが予定通りに行かないこと、等々のネガティブなものを払拭しようと、旅に出ることにしました。

田舎暮らしの今の僕には有名観光地などの風景を求める気持ちもなく、ただ、ぶらりと気の向くままに、旅をしたいと考えています。いつか旅の途中にて、画期的かつエレガントな瞬間に遭遇出来たら、真っ先にここで報告したいと思っています。

豊穣の里

キャンバスにミクスドメディア F30号

「豊穣の里」シリーズとして描いている新作です。毎回のシリーズ作ですが、今回の作品に初めて登場する植物の息吹にスポットを当てつつ、筆を進めていたのです。都会の街中では決して出会うことのない、唯一無二のいのちの姿に、魅了されていたのです。

里を旅することは即ち、あたらしいいのちとの出会いであると、改めて感じている昨今なのです。

異世界を巡る旅について

僕が描く多くの作品の舞台となる世界は、しばしば「異世界」とも呼ばれる場所が舞台となっている。すなわち現実社会とは異なって、現実を飛び越えた、超越した舞台であるということ。そんな舞台を好んで描いているのです。

それはある種の現実逃避かも知れないし、戯れなのかも知れないが、僕自身の巨きな創作意欲の源泉ともなっている。決してネガティブな代物ではないのです。

例えば僕が描く「異世界」には、昼と夜という境界がないこともしばしばであります。非現実的な舞台が現出したり、異世界の生き物たちに出会うことも珍しくありません。そんな異世界の旅をするかのようにして、日々の創作を続けているのかも知れません。

清浄の里

キャンバスにミクスドメディア F30号

清浄の湧き水があふれる里山の、或るひと時を描いた作品です。

その一部は川となって大河を作り、海に流れる前の、とても動きの有る一瞬として捉えたものであります。

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「第89回自由美術展」に出展しています

本日より、国立新美術館にてスタートした「第89回自由美術展」に出展しています。作品名は「芽吹きの里」と題したF100号作品。今年に入ってから新しく設定したテーマ、タイトルとなっています。お近くにお越しの際はぜひご高覧ください。

■第89回自由美術展
・期間:10月1日〜10月13日(7日は休館)
・時間:10時~18時(入場は17時30分まで)※最終日は15時まで(入場は14時まで)
・場所:国立新美術館
東京都港区六本木7-22-2
TEL:03-6812-9921