ホタルイカの刺身は春先取りの味わい

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春が先かホタルイカが先かは知らぬが、両者が相まっての風物詩なのである。そんな神秘の光を思いながら味わうホタルイカ(蛍烏賊)の味わいは、この時期ならではの逸品である。春近くなるこの頃が云わばホタルイカの旬ということになる。春の夜には、海上に青白い光を放つ。その姿は、神秘的な光そのものではある。ホタルイカの料理には様々あるが、さっと湯通して茹でたホタルイカは「桜煮」と呼ばれており、もっともホタルイカらしい料理だとかんがえることが可能である。

巨きなニンニクの串焼きを食した

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巨大なニンニクの炭焼きを食したのだった。其のニンニクは通常のものの3倍くらいはある巨大なものであった。マスターに産地を尋ねると中国産だという答えが返ってきた。気になっている肝臓病対応のために、とりわけ気にして摂っているのが大蒜である。一房一房を串に指し、炭火でじっくりと焼き上げる。じわっとニンニクの実からエキスが漏れ出てくれたら食べ頃なり。食感も味わいも満足の逸品だ。巨大な国土を有する国だからニンニクが巨大に育つとも考え得難い。ある種の特別な特別変異があったのかとも想像されるが、確かな証拠はどこにも見当たらない。いったいこの巨大な大蒜の正体は? とりあえず記しておくことは、その巨大な大蒜の味わいは充分に大蒜のそのままの味わいであり、美味だったということ。例えば不味かったとすれば却って論点が整理されたのだが、決して不味い食材ではなかった。日本の農家にでも作ってほしいと思われるくらいの代物であったのである。

「イワシのなめろう」で一献

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海鮮居酒屋で「イワシのなめろう」を食した。イワシの生身を叩いて味付けされるメニューであり、刺身よりも生食に適しているのだが、手間がかかったり認知されていなかったりすることからあまりポピュラーなメニューではない。そもそも「なめろう」という料理は、イワシをはじめとする青魚の身を徹底的に細かく叩いてから、其の身を味噌、葱、生姜、等々の薬味を加えて出されるメニューのことである。粘り気が出るまで叩かれたイワシの身が程よく控えめな味付けが加わって、逸品の酒の肴的メニューになるのである。

有りそうでなかった八王子「一平」の「カレーコロッケ」

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有りそうでなかったという逸品のメニューが「カレーコロッケ」なのである。コロッケ風の揚げ物でありながら、具は通常のジャガイモでもその他のイモ類でもなくて、カレーなのである。カレーの具がコロッケの衣に包まれて、とても味わい深い、云わばソウルフードとしての思いを強くしている。コロッケとはそもそも洋食でありながら日本の大衆食の代表でもある。主にジャガイモを原料としているが、ひき肉、カボチャ、クリームソース等々を原料としたものもある。それにも増して意外な材料の「カレー」を原料にしたのが「カレーコロッケ」。カレー味のジャガイモコロッケではなくて、カレーが丸ごと具の原料として用いられている。馴染みの居酒屋のランチメニューとして出していたカレーの残りを使ってコロッケにしてみたのが、此の新メニュー誕生のきっかけだと聞いた。まさに揚物界のニューウエーヴの味わいなのである。箸で衣を突つくととろりとしたカレーがしみ出して行きピリリとした馴染みの辛さがのどを突つく。此の具材はインドカレーや洋食カレーではなくとろみの備わった日本風カレーでなくてはならないのである。

■一平
東京都八王子市東町11-5
042-644-8512

パナソニック汐留ミュージアムの「ジュール・パスキン展」を訪問

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都内汐留地域のパナソニック汐留ミュージアムでは「ジュール・パスキン展」が開催されている。パスキンという名前は、おいらが高校に入学して間もない頃にであい、特別な愛着を感じ取らされる、特別なアーティストの名前として刻まれていた。画に記された「Pascin」というサインは、ピカソの其れかそれ以上に優雅なサインとしてアピールしているくらいに特別な存在である。そして今また彼の作品に接して画家が描いた強烈な魅惑のあれこれが襲って止まないのである。

ジュール・パスキンとはブルガリア出身の、エコール・ド・パリ(=パリ派)の貴公子とも呼ばれた代表的な画家であり、彼の独特の画風は、画家が活躍していた当時のフランス・パリの世相を反映し、退廃的なムードが漂っている。画家が好んで通っていたという娼婦の館の関係者たちをモチーフにした素描もこの時代のパスキンらしさが現れている。特に1920~30年にかけての「狂騒の時代」と呼ばれる頃の作品には、その傾向を顕著にしている。「真珠母色の作品群」と称される彼の作風が開花したのもこの時代である。1930年に45歳にて自ら死を図ったというパスキンは、おいらを含めて未だに多くの愛好家たちの心を魅了して止まないのであった。

■ジュール・パスキン展
パナソニック汐留ミュージアム
〒105-8301 東京都港区東新橋1-5-1
パナソニック東京汐留ビル4階
ハローダイヤル 03-5777-8600
午前10時より午後6時まで(ご入館は午後5時30分まで)
2015年1月17日(土)~3月29日(日)
毎週水曜日休館
一般:1,000円、65歳以上:900円、大学生:700円、中・高校生:500円、小学生以下:無料

http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/15/150117/

アメ横「カドクラ」で「和牛バラ焼丼」のランチを味わう

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上野アメ横の「カドクラ」といえば、今では立ち呑み居酒屋として有名である。我が国において立ち呑みスタイルを普及させた代表的な居酒屋であり、毎日の夕刻からは呑兵衛たちの足跡が消えることがない。1杯250円の酎ハイ等の安価なメニューはもとより其れのみならず、呑兵衛向けの豊富なメニューで人気を博しているのだ。

■カドクラ
東京都台東区上野6-13-1 フォーラム味ビル1F
03-3832-5335

同「カドクラ」店の魅力は立ち呑みメニューにとどまらず、ランチの丼があるのだ。「バラ焼丼」は同店の代表的な丼メニューであり、ランチに集まる人々に支持されている。こってりと焼いた牛のバラ焼きをベースに、キムチと温泉玉子とキャベツの千切りが一体となって丼が完成されている。2012年のTD-1グランプリというイベントにて、3位入賞したという云わばお墨付きのメニューでもある。和牛と和風調理の美味いところ取りとも云えるくらいに胃袋に染込む味わい。ランチの「カドクラ」を見直したメニューなのだった。

八王子「道の駅滝山」の名物「滝山うどん」を食す

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八王子北の郊外に「道の駅滝山」というスポットが存在する。東京都内では最初に生まれた道の駅なのであり、地元の農産物を中心にした直売場がメインとなって地元食材をアピール。販売処にとどまらずに地元食材を使った料理を展開する食事処もある。地元民としては地元食材にこだわるこうしたスポットの存在はとても気になるのであり、屡々足を運ぶのである。

■道の駅滝山
〒192-0011
東京都-八王子市滝山町1-592-2
042-696-1201

http://www.michinoeki-hachioji.net/

道の駅滝山にて食事処を展開するのが「八農園」だ。そんな八農菜が提供するメニューは、地元八王子の新鮮野菜や旬の屋しをふんだんに使い、こだわりの調味料や独自の調理法でやさいのちからを巧みに引き出したメニューを取りそろえているという。近頃の代表的なメニューが「滝山うどん」なのである。所謂つけ麺うどんである。素朴な中にもパワーを感じさせる。大きくカットされた葱、豚肉、茄子、油揚げ、等々の地元食材を丁寧に調理した漬け汁にツルンとしてのどごしの良いうどんを浸してツルンと食すれば、地元の味覚にうっとりとしてしまうこと請け合い、美味いことこの上なき味覚なのである。

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高級食材化する「ホッケの開き」を味わう

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このところホッケの漁獲量が減り、値段も高騰しているというニュースを耳にした。一節によればホッケの漁獲量低下の原因が、地球温暖化によるものだとされ、一時的な現象ではなさそうなのだ。そんなことからこのところ久しぶりに食指が動いていた。いつもはあまり行かないスーパーを周り、沼津産のホッケの開きをゲット。朝食にホッケの開きを食したのだ。脂が程よくのっているその身の味わいはあっさりしていて食べやすい。朝食の一汁一菜の具材としては充分上出来な逸品である。昔からこのホッケの類いは長い間冷遇されてきた。某百科事典には「不味い魚」という記述があったほどなのである。高級魚か大衆魚かといった評価はさておき、食べられるうちに食べておきたい日本食のひとつである。

関東風「串かつ」は関東でしか味わえないソウルフードとなりつつある

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地元の何時もの居酒屋で一献。今宵は「串かつ」がお供のメニューである。由緒正しき関東の「串かつ」とは、大阪界隈のジャンクフードの串揚げとは似て非なるものであり、串かつのネギと豚肉のハーモニーの絶妙さを思えば串揚げなどは邪道的フードとしか思えない。そもそもおいらは串カツが大好きである。豚肉のカツと揚げられたネギの甘味と香ばしさとの調和した味わいは、串カツならではのものであり、関西的ジャンクフードこと串揚げの比ではない。串揚げには断然勝っていると云ってよいのである。由緒正しき関東の「串かつ」とは、大阪界隈のジャンクフードの串揚げとは似て非なるものであり、串かつのネギと豚肉のハーモニーの絶妙さを思えば串揚げなどは邪道的フードとしか思えない。おいらは串カツが大好きである。豚肉のカツと揚げられたネギの甘味と香ばしさとの調和した味わいは、串カツならではのものであり、関西的ジャンクフードこと串揚げの比ではない。串揚げには断然勝っていると云ってよいのである。かねてから思うに、串揚げを食べてもなかなか満足できないものがあったのだが、しかしながら、あえて限定すれば関東風の串カツ口にしたときの感動や満足感は、他を圧倒していたものなのである。関西ジャンクフードの限界とともに、関東圏の食文化の歴史を改めて感じ取ったという訳なのだ。関西的串揚げには無くて串カツに有るものとは何か? まずはその豚肉とネギとの相性の良さであろう。豚肉の質、ランクはそれ程良いものを求めなくても、豚カツとネギ揚げとの相性の良さで、串カツの美味さは決定付けられると云っても良い。関東風「串かつ」は関東でしか味わえないソウルフードとなりつつあるようなのであり、これからは関東風の串かつの良さをアピールしていく必要性が求められているのだ。

「菜の花のおひたし」で春の香りを味わう

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地元の定食屋煮て春の香りの漂う「菜の花のおひたし」が夕食のメニューに載っていた。黄色い花を咲かせる菜の花は、花を咲かせる前の蕾がとりわけ美味である。毎年2月にもなればこの味が欲しくなる。春の灰汁とも云うべき鮮烈な苦みが喉を潤してくれる。黄色い絨毯と称される花か咲く前に収穫されて食用に供されるものである。しかもビタミンCやミネラル豊富であり、春季の豊富な栄養素たっぷりの、春を代表すべき食材の一つなのである。どこぞかの地方で菜の花の黄色い絨毯が咲き誇る前の畑をレポートをしていた。そんなことも手伝って、菜の花は大変至極に待ち望んでいたのだ。そんな地域は房総であろうか、あるいは伊豆地方だろうか、四国の某地域なのであろうか? 何処であろうとも既に春の準備は整っているということだろう。