赤城おろしという名のからっ風に吹かれた大晦日

上州赤城山の麓にある峰公園に隣接した墓地に、亡き妻が眠っている。毎年お盆やこの時期などなどに墓参りをしているのだが、今年はいつになく冷たい厳しいからっ風に襲われてしまった。そしてこの冷たい風が、記憶の底に埋もれかかっていた「赤城おろし」という名のからっ風であることを思い出したのだ。

本日のニュースによれば、北から南まで全国中に寒波が襲い、全国的に大雪を降らせているという。だが、こと上州近辺の関東平野一帯だけに晴れ間が訪れているようだ。一見して妙な真空スポットが現出したようだが、そうとは云えないのだ。北国が寒波に襲われた日に赤城山が立ち塞がって関東平野を守りつつも、からっ風という乾いた冷たい風を吹かせることになる。

駐輪場に止めた自転車が倒れたり、乾いた風に喉をやられたりというのは日常茶飯事である。それでも北国の吹雪、寒気を遮って立ち塞がる赤城山に敬意を払いつつ赤城おろしを受け止めている。こんな乾いた風景が、結構好きでもあるのだ。

天気予報によると明日もまた全国的に大雪が降る中で、上州および関東圏は好天気の予報だ。「ニューイヤー駅伝」の舞台がここ上州でもあり、このイベントに対して赤城おろしが大きな影響を与えていることを実感するのである。

師走にごった返す、上野のアメ横界隈

年の瀬も押し迫ってあと2日(1日と数時間)である。上野のアメヤ横丁界隈では、地元に帰省しに帰り行く地方出身者達が立ち寄り、地元に土産物などを買っていく街として有名だ。

実はおいらも、本日は帰省する前の土産物購入の為に上野アメヤ横丁を訪れたのであった。マグロ、タコ(酢ダコ)、イクラ、スジコ、数の子等々の海鮮もの売場に人々が群がっている。中でも鮨詰め行列の人々が足を止めて混雑なのが、蟹売場周辺。「北海道」ののぼりを揚げて営業する店、かぶりものをした店員が接待する店など、最近のトレンドのようだ。普段は賑わう舶来洋品専門店、乾物売場はこの時期ばかりは影を薄くしている。

まずは海鮮丼で腹ごしらえした後は、目的のタラバ蟹の売場界隈へと歩を進めた。「8000円」の値札が踊っている商品の前に行くと「2500円でいいよ!」という掛け声が踊っている。割引率にして約7割引だ。悪くない。結局はそんな売場界隈の中で手にとって気に入った、ふっくりと中身が詰まっていそうなタラバ蟹を手にして、帰省列車に乗り込んだのでした。

「カツ丼カレー」はやっぱり外れだった

「カツカレー」ならぬ「カツ丼カレー」というメニューが目に付いたので、試しに注文してみた。

まずはカツ丼の具、所謂カツの卵とじをひと口頬張る。豚肉も軟らかく程よく噛み応えあり。そして、カレーの中にカツ卵とじを浸して食べたところ、ピリリとしたカレーのスパイスが、卵とじのべちゃっとした甘さに似合わず、惨憺たる味わいであった。

その後はカツ丼はカツ丼として、カレーはカレーとして、別々に混ざることがないように分けて食したのだ。こういうものこそ、外れのきわものメニューの最たるものだろうと考えた次第なり。名古屋には、このようなきわものメニューが多いと聞く。このように何でもかんでも合わせれば新しいメニューが出来ると考えるのは、もののハーモニーということを欠いている。とても野蛮な思考癖と云わねばならないのだ。

世の中にはハーモニーを欠いたメニューが散在している。そもそもブログでもやっていなければ、このようなメニューを試すこともなかったであろう。もののハーモニー欠いた、謂わばアンハーモニーの味覚を体験することを得たのであり、たまにこうした体験をしてみるのも悪くないのだ。

年末この時期のTV番組はどれも酷いな

年賀状印刷をしようとセットしたプリンターの調子が悪く、給紙がうまくいかない。連続プリントはおろか、1枚印刷が出来ないのだ。それでもだましだまし給紙の位置、方向などを調整して終了。結局、印刷だけで2日間もかかってしまった。

やっと揃った2011年版年賀状を投函、ぎりぎり正月に間に合うだろう。年中行事とはいえ、これが終わらなくて年末が落ち着かなかったが、何とかほっとしている本日なのだ。

ほっとしているのも束の間、暇つぶしにかけている年末のTV番組は酷いな。ほとんどの局で特番だとか流しているのは、顔も知らない芸人やらタレントやらを集めて、内輪ネタで大騒ぎ。特番だから3時間もの長時間の垂れ流しだ。

それに加えて番組の低級化、低俗化はバラエティばかりではない。ニュースの時間といったら、またまた市川海老蔵ネタで大騒ぎ。結局は示談で手打ちとなったことを、これまた大仰な記者会見で述べていた。

たしか父親の市川団十郎は、少し前の記者会見で「示談はない」と説明していたんではなかったのか。それが一転、示談会見とやらには驚いた。歌舞伎役者の口も政治家に負けず劣らず軽いんだなぁ。1ヶ月以上引っ張った割にはニュース番組の決着もこのくらいかと、唖然としてしまった今宵なり候。

山路徹との不倫で女を上げた麻木久仁子さん

戦場ジャーナリストの山路徹という男。当代切ってのモテ男とばかりに、TVニュースを賑わせている。麻木久仁子、大桃美代子といった美女にモテまくり、ある時は不倫関係、ある時は二股ヒモ生活に明け暮れていたそーな。

一方の当事者、大桃美代子からはツイッター上で不倫関係を暴露されてしまった。そのニュースを最初に耳にした時においらは、大桃も洒落たメディアの使い方をするものだなぁと、謂わば感心していたのだが、騒ぎがここまで拡大するとは思わなかった。発信源である大桃自身も同様に感じたに違いない。

それにしても麻木久仁子の女っぷりは凄い。アラファイ(50歳前後の人間)でありながらあれだけの色気、若さを保っている人間など、そうそう見つかるものではないのだ。やはり「恋」という媚薬こそが、彼女の若さ、美貌の維持に大きく寄与していることは明らかである。

しかも麻木の女っぷりは外見だけではない。愛する男(少し前までは夫)の為に、金銭的援助さえ行なっていたというのだから、敬服の至りである。世の男ならばほとんどが、麻木さんみたいな美女に貢がれたいと希っていると思うのだが、どうだろうか? 過去の一時期にせよそのような行幸に浴した山路氏には、嫉妬さえ覚えてしまうほどだ。

そもそも不倫文化の国、フランスには、年齢を感じさせないい女を沢山輩出している。例えばフランス女優のイザベル・アジャーニは、年齢を感じさせない女として長らく世界に君臨していた。アジャーニこそは、恋や不倫に寛大な風土、国民性が生み出した稀有な女優だと云えるだろう。おいらは多少生理的に、アングロ・サクソン人種を嫌悪する傾向があるのだが、フランス人についてはケルト系とその混血が主流であるので別格である。アジャーニはアルジェリア系の混血であることを自ら公言しており、更にあの美貌の由来を感じ取るのである。

そして男優に目を開けば、フランス系男優の雄と云えばアラン・ドロンということになる。山路徹という男にアラン・ドロンの面影を投影させることは不可能ではない。彼の発する声質は、かつてドロンの声優を務めた野沢那智以上に嵌ってしまうだろう。金銭問題等々の渦中に投げ込まれた山路氏が、たとえこの後にジャーナリストを失業しても、声優、男優の道が残されているのであり、まだまだ捨てたものではない。

まぁこれも、所謂ひとつの余計なおせっかいということではあるのだが…。

花&フェノミナンはこれからもやってくれると確信した、クリスマスのライブ

天晴! やはり花ちゃんは凄かった。途轍もないエネルギーでライブ会場のメンバーを恍惚の渦に巻き込み魅了したのであった。昨日25日のクリスマスの夜に開催された「花&フェノミナン」ライブの夜に熱く燃えたライブは、今なおおいらの心に響いて消え去る気配もないくらいだ。

実はネット上には先日から、このライブが「花&フェノミナン」の最後のライブになるのではないかという情報がもたらされていたのだから、心安らかにはいられなかったのだ。

 どうもありがとうございました!
 花フェノは12月25日の
 ライブをもってしばらく
 活動を休止いたします。

というようなインフォメーションが「花&フェノミナン」の公式サイトに踊っていたのであり、もしやしてこれから「花&フェノミナン」の最後のライブ、歌声が聞けなるなるのかと、おいらは非常な失望感に捕らわれていたのだった。けれどもおいらが会場に居た花ちゃんに確認したところ、

「少し、少しだけ休みますよ。そしてまたやりますよ」

ということでありました。また先々活動を再開することを打ち明けてくれたので、少々安心もしていたのでしたのです。

この日のライブ会場は国立の「地球屋」。まず最初に「KORAKORA」のライブから始まり「THE FOOLS」へとバトンタッチ。そしてとりの「花&フェノミナン」へとバトンが渡るのに2時間以上の時間が経過しており、会場は前2ライブでの興奮でごった返していた。そしていざ鳳「花&フェノミナン」の登場と相成ったのです。

ファンならば皆知っている「君の月の部屋」からライブがスタート。

♪ 君の胸のぬくもりと 河の流れる音はおんなじだ
  国境をかけひきで 飛び越えるより
  あいしてる その一言で
  宇宙まで飛び越える 上も下もないところまで ♪

う~ん、響く! これ以上ないくらいに響き渡るリズムだ。そしてたしか、3曲目。「光の中へ」。これこそは至極名曲である。

♪ いくつもの 出逢いの旅の空
  すすけた顔で あなたと笑えば 道は転がっていく

  例えばそこが 世界のどんづまりでも

  目を開ければ そこには道があり
  ぼくらにはまだ行くところがある

  わずかなほんとうのことが この道には溢れてる
  風に吹かれた 唄うたいが 自由をまた唄にする ♪

次の道に踏み出すための一歩としての休養期間なのだろう。まだまだ彼らはやってくれると確信したのです。

村上春樹原作映画「ノルウェイの森」の限界〔1〕

村上春樹さんの原作、ベトナム系フランス人トラン・アン・ユン監督による映画「ノルウェイの森」を、遅ればせながら鑑賞した。単行本、文庫本を併せ総計1000万部以上を売り上げたヒット作が原作ということもあり、書店では毎日、同映画のPRビデオが流れている。懐かしいビートルズのメロディーがあれだけ流されていると、見ない訳には行かなくなってくるもんだ。仕方ない、見てみるか…。初めから過度な期待は持たずに府中の映画館へと向かった。

http://www.norway-mori.com/top.html

本編が流れて数分後に驚かされた。なんと糸井重里さんが大学教授役で出演し、ギリシャ悲劇についての講演を行なっているではないか。村上&糸井コンビで共著を持っている二人の仲だからこんな配役もあるかと、妙に納得させられる。村上ワールドの案内役として、うってつけの人選である。

スタッフカメラマン、マーク・リー・ビンビンによるカメラワークも悪くない。長回しシーンにも独特の揺れがある。常にカメラの視線が揺れている。決してうるさくも不安定さも感じさせることなく動いている。成程、村上ワールドの表現者としてのことだけはあるなと思う。監督とカメラマンとの良いコンビネーションだ。

だが直子役の菊地凛子ちゃんはちといただけない。元々村上春樹の大ファンでありオーディションでも積極的にアピールしたというのだが、彼女にこの役は不向きだろう。国際女優であり美人でもある。だがやはり、小説の世界の「直子」像を傷つけてしまっていると感じさせずにはおかないのだ。とても純な直子が病気を発症し、謂わば壊れていく様を表現できる資質を感じない。彼女を起用した必然性を感じ取ることが出来ないのだ。とはいえ仮に、井上真央、戸田恵梨香、新垣結衣、等々の人気女優が演じたところで、直子を演じ表現できるという保証など無いだろう。無いものねだりというものである。

もう一人の主役、松山ケンイチは、特段の美男子というではなく丸っこい顔立ちやら雰囲気に、春樹さんの面影があり、好意的に受け止めることが出来た。喋り方もこれならば、村上ワールドに登場する主役として異議は無い。

ところで主役二人の会話は、原作のそれとはだいぶ異なっている。春樹さんは映画制作に先立って、監督やプロデューサーに対して、「僕の台詞は映画向けじゃないから直したほうがいい」と語ったとされている。監督、プロデューサーへのプレッシャーを低減させようとする心遣いだったのかもしれない。細かい処ではあるが、「あれっ、こんな台詞があったっけな?」という違和感を持ってしまった。納得できないところも何箇所かあるので、これから原作を読み直して検証したいと思っているところなのだ。

これからの季節にこそ食べたい「しめ鯖」なのだ

日本の近海を行き交う回遊魚の旬の季節は過ぎて漁獲量も減ってしまったが、これからの冬の季節にこそ美味しいのが「しめ鯖」である。青魚の中では地味な種類とも云えようが、酢で締めたしめ鯖が重用されるのもこの時期ならではのものだ。

たっぷりと脂が乗った鯖は、この時期には主に九州沿岸で漁獲されている。それがしめ鯖として流通しているのだ。

鯖は昔から「生き腐れ」と云われるくらいに足が速い(腐敗しやすい)魚なので、酢で締めて日本全国に出荷されるのが一般的だ。生のままの刺身として提供できるのは、漁獲した当日でしかあり得ない。素人料理で作った鯖の刺身には要注意。特に加熱用の鯖を捌いて酢漬けにするなどはもってのほかである。

酢で締めた魚を特に「きずし」とも呼ぶが、きずしの中ではしめ鯖に敵う味は無いとされている。つまりはその特別な味わいを求めて、この冬の特別な時期には、しめ鯖が求められるという訳なのだ。

食したしめ鯖は、確かな仕事が施されている一品であった。酢のとがった酸味はほとんど無くて、青魚としての鯖の豊かな味わいが嬉しいくらいに口腔中に広がって来る。冬の味覚として特別なものだと云えるだろう。

見た目はいまいちだがいける10種類の「海鮮ばくだん」

まぐろ、サーモン、ホタテ、いくら、たらこ、とろろ芋、納豆、かいわれ、卵黄、刻み葱を合わせて、豪快にかき混ぜて食する。豊富な海鮮食材を使った料理なのだ。

海鮮ものにねばねば食材を混ぜて食べる「ばくだん」という料理はポピュラーになったが、これだけ種類豊富なものは珍しい。例えば「まぐろと納豆」というメニューをランチで注文するときなど別々に口に入れたほうが良いとしばしば思っていたのだ。けれども海鮮ものとねばねば食材は良く似合うということを実感した今、そんな思いは吹っ切れていた。夜には熱燗のつまみにして一杯。そしてその後は、御飯とセットで食したい一品なり。

「どくだし茶」で野草の恵みを味わう

近頃常用にしているお茶がこの「どくだし茶」。どくだみを中心にして、数種類の野草(どくだみ・はとむぎ・ハブ茶・熊笹・枸杞・アマチャヅル・ウーロン茶・キダチアロエ・ビワの葉・桑の葉・柿の葉・ほうじ)をブレンドしたお茶である。かつて岩手県花巻の大沢温泉自炊部に宿泊したとき飲んだ、あの時の野草茶の味によく似ているのだ。

http://www.bidders.co.jp/pitem/41090574

どくだみという薬草は「十薬」と呼ばれ、利尿・湿疹・腫れ物・蓄膿症などに効能があるとされている。梅雨時には白い花を咲かせ、生の葉を天ぷらなどにして食用に用いられることもある。薬草特有の匂いがして好き好きであるが、慣れてしまえば気になる匂いではない。はと麦はイネ科ジュズダマ属の穀物で、お米と一緒に炊いて食用にも用いられる。ビタミンB1が豊富で、利尿作用、抗腫瘍作用などがあるとされている。その他、桑の葉、柿の葉はダイエット効果が注目されており、昔から我が国でも糖尿病予防、肥満予防に用いられている。

「どくだし茶」というネーミングは、数年前からの流行語「デトックス(毒を出すの意味)」を意識してのものだろう。余り良いネーミングだとも云えないのだが、毎日5杯以上飲んで、毒出しならぬ酒出しに励むこともある。何しろ天然野草の香りと旨みと恵みを手軽に摂取できるのが嬉しいものだ。