東京都美術館で開催された東京自由美術展も昨日をもって終了となり、また我が家のアトリエでの制作を再スタートしました。
画用紙に水彩絵の具とインクで、エスキースから始めることとしました。タイトルは連続して「妖かしの里」です。
東京都美術館で開催された東京自由美術展も昨日をもって終了となり、また我が家のアトリエでの制作を再スタートしました。
画用紙に水彩絵の具とインクで、エスキースから始めることとしました。タイトルは連続して「妖かしの里」です。
21日からの「東京自由美術展」に出展しています。東京都美術館4室です。お近くにお越しの際には是非ご覧ください。
期間:5月21日(水)~5月27日(火)
時間:9:30時~17:30時(入場は17時まで 最終日は14:00まで)
場所:東京都美術館 第4展示室
東京都台東区上野公園8-36
TEL:070-6848-2024(実行委員会)
キャンバスにアクリル他ミクスドメディア S3号
実は水芭蕉の生息地は尾瀬のみならず、赤城山の中腹に位置する峯公園でも目にすることができます。毎年の春のお盆には峯公園墓地を訪れ、健気に羽根を広げる姿に、心をときめかせたりしているのです。そして此処に生息する水芭蕉たちも、涙を湛えている。何かにじっと耐えながら、自分の花を咲かせているように見えるのです。
キャンバスにアクリル他ミクスドメディア S3号
涙を流す水芭蕉の姿を初めて見たのは、春に旅した尾瀬ヶ原だった。冷え冷えとして大地の広がる沼地に、勢いよく咲き誇る姿に目を止めながら、或る一群の花たちは涙を流していたように見えた。白い花びらに見えるのは実は葉の一部だということは後に知った。その後、水芭蕉を見るたびに、それは葉たちが共演して花弁のように踊る姿かと、感じるようになっていた。