清澄白河の居酒屋「だるま」にて東京風「アンコウ鍋」を喰らう

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東京下町の深川地域を散策した。地下鉄「清澄白河」駅を下車すると、「深川資料館通り」と呼ばれる小道に遭遇する。其のあたり一帯は深川資料館通り商店街というのだそうであり、深川資料館通り商店街協同組合によれば、昭和36年に法人化された、東西に延びる約800メートルの長さにおおよそ100店ほどの商店が建ち並ぶ近隣型の商店街だということである。資料館を巡る通りの中には個性的な古書店が数軒ほど軒を並べており、深川散策における旅人の景色を彩っている。おいらも何度か訪れているという、ご存知「深川丼」の専門店も軒を並べている。アサリの佃煮は此の地域ならではの特筆されるグルメ食材であり、おいらもお土産にと買い求めていた。

そんな「深川資料館通り」のなかば辺りにあるのが、地元の呑兵衛に愛される「だるま」という居酒屋である。居酒屋でありながら食物が充実しているので、腹が減って同店を訪れる地元民も多いという。「コの字」にレイアウトされたカウンターが、名店居酒屋としての条件をクリアしている。席に着くなり期待を膨らませてくれる。

メニューにはマグロなどの海鮮刺身類も豊富であるが、おいらが注文したのは「アンコウ鍋」である。冬季限定のメニューの鍋料理は数種類あり、そんな中で此の日にとても食指が動いたのがこのアンコウの鍋だった。北茨城地方で食べた本場の味噌味のアンコウ鍋とは違い、グツグツと沸騰する薄口醤油味の出汁で煮込まれたアンコウの身は、冷凍ものではあったが、あん肝も含まれていて、色々な部位を愉しませてくれていた。ポカポカするくらいに温まれたのであり、東京で食するアンコウ鍋も悪くはなかった。

■だるま
東京都江東区三好2-17-9