南部鉄瓶で日本酒を沸かす

 

デザインはモダンだが、古くからの岩手の名産品なのだ。

デザインはモダンだが、古くからの岩手の名産品なのだ。

今日みたいに寒い夜は、自宅に直行して家ばんしゃくに限るのである。

料理に手間や時間は掛けられないから、畢竟できあいのおかず類に頼ってしまうのは否めないが、ひと手間くらいかける余裕はおいらにも備わっている。今宵もまたスーパーで買い込んできたおでん種になめこ、しめじのきのこ類をたっぷり加え、生姜と大蒜と唐辛子を少々。そして味の決め手となるのが、群馬のいわゆる須川味噌である。利根郡須川でせいさんされるこの味噌は、信州味噌みたいに甘くなく、かと云って八丁味噌みたいなくせもなく、味噌の王道をゆくものであり、おいらの手料理にはこの須川味噌が欠かせないのだ。

さて、肝心の酒であるが、家呑みには日本酒がいちばん。外で呑むより家なら気儘に呑んだくられるから、いつのまにか習慣になってしまった。そして日本酒を沸かすのが、以前に内藤さんからギフトでいた だいた代物なのだ。岩手県の名産品なのだが、がっしりと重い鉄の感触がとてもモダン。天然の鉄分が染み込んだ酒の味わいは格別なり。

先ほど気付いたのだが、ネットの達人ことみなみさんのブログ「伽羅日記」のトップ画像にも南部鉄瓶が採用されていました。みやびな趣がよろしゅうございます。

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