ハロウィンの日を旨い「カボチャグラタン」で祝う

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ほぼ毎日通う地元のダイエースーパーでは久しぶりに聴く「いざゆけ若鷹軍団」の歌が全店内に流れていた。そうか、今年の若鷹軍団ことホークスの優勝を祝して流れていたものであるなと合点したのだが、店内は何故だか暗く、覇気もなく、祝勝の日の祝いの匂いも感じてこなかったのであり、再び考えたところで、今ではホークスはダイエーのものでは無く、福岡ソフトバンクホークスとなっていたことを思い出していたのだった。2005年からはソフトバンクに買収されて名目実目共に「福岡ソフトバンクホークス」となっている。ダイエー店内で聴く「いざゆけ若鷹軍団」が寂しく響いていたのはやはり、今時の栄枯盛衰的の事情が在ったのではある。

ところで閑話休題。ダイエー店内ではホークスの歌が鳴られていたのだが、店内のレイアウトはと云えば、本日のハロウィンにちなんで、カボチャのグッズや食用カボチャが至る所に目に付いた。そもそもハロウィンの祭りにはカボチャが不可欠である。悪霊や魔女らからの守り神としてカボチャの面を被ったとか、豊饒の祈りを込めて収穫物としてのカボチャの面を奉ったとか、その他数々の説があるが、ともあれ本日はカボチャことパンプキンの日なのであり、カボチャを食べるしかないなと決めてカボチャを購入していた。そしてカボチャのグラタンを作ってみたところ、これが意外や意外の美味だった。先ずは普段はジャガイモやニンジンを使用する代わりに沢山のカボチャを用いてカボチャのクリームシチューを調理したのだ。カボチャの甘味やコクが相俟って、シンプルで個性味豊かなカボチャシチューが完成。それに沢山の溶けるチーズを乗せて焼き上げたら「カボチャグラタン」の完成だった。シンプルなカボチャ味豊富のクリームシチューに加えて、トロリとして溶けて溢れ出たチーズの香りとエキスが食欲をそそって仕方が無いくらいであったのだった。仏教徒のおいらはキリスト教徒の様にハロウィンを祝うことはこれまで皆無だったが、今年は秋に豊饒の祈りを捧げるイベントに片足くらいは参加することが出来たのかも知れない。