上州に帰郷しているおいらだが、久しぶりに郷土食の「こんにゃく刺し」を味わうことが出来たのだった。こんにゃく(蒟蒻)といえば紛うことなき上州の名産品であり、この蒟蒻を刺身で味わうことは、多分東京都内では出来かねることであろう。それくらいに郷土食豊かな「こんにゃく刺し」なのである。
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両親の入院で緊急帰郷也
本日は午前3時台の、救急隊員の人からの電話のコールで叩き起こされていた。実家に暮らしている父が転んで骨折を起こしたようで、救急車で運ばれているとのことであり、これから収容先の病院へ来てくださいとの話であった。其の夜明け前の時間に電車に乗ったことは無かったが、何とか故郷の病院へと辿り着き、病棟の父親との対面となっていた。簡単に述べれば、昨日の夜半に台所で転んで尻餅をついたことが原因による、腰骨の圧迫骨折だという診断だったので、そのまま入院となってしまっていた。本日はまた、母が総合病院への検査入院が必要だということで、其の関係の立会い等々も在ったのであり、これから数日は故郷の両親への対応に追われていきそうである。数日は故郷に留まる必要がありそうなのである。
「餃子のニューヨーク」の手打ち餃子で一献

手打ち餃子が美味い立川の「餃子のニューヨーク」を久しぶりに訪問。やはり「手打ち」と称している此処の手作り餃子は、それなりの餃子皮のモチモチ感が舌にも心地よく食欲をそそる。先日おいらは餃子の街として名高い宇都宮を訪れて食べ歩きをしたのだが、其の時の漫然とした風体の餃子に比べて、味覚的にも視覚的にも遥かにフレッシュである。もっと云えば漫然とした風体の宇都宮餃子にがっかりしていたおいらを、再度餃子の魅力に惹きつけていたのが、此処「子のニューヨーク」の餃子だったのである。今回注文したのは変わり手打ちの「生姜餃子」と「手羽先餃子」。手打ちの餃子皮の食感はフレッシュこのうえなく、しかも具に込められた生姜の実は口腔の中からフレッシュな刺激を与えてくれたのであり、餃子体験としても逸品の部位に含まれるだろうと思うのだった。
■餃子のニューヨーク
東京都立川市曙町2-15-22
「サバ缶詰」が逸品のつまみになるのだ
猛暑の日の黄昏時に地元の居酒屋にて一献。何時もは敬遠している生ビールで喉を潤していたのだった。やはり夏は生ビールが美味しいということを実感。あまり痛風発作の不安に左右されずに暑い夏には生ビールでゴックンしたいなと思った次第なりにて候。
ところで頼んだつまみが「サバ缶詰」。実は保存食ともなるこの缶詰が、ちょっとした手品を加えることにより逸品のおつまみになることを知らされたのがこの居酒屋のメニューであったのだ。出されたメニューをあらためて観察したところ、塩味サバ缶詰の上には鰹節やカイワレ大根が乗っかっていて、其の横にはマヨネーズが添えられている。カイワレと鯖缶とマヨネーズとの三位一体的味覚のハーモニーが、まるで逸品料理にも昇格した感のあるメニューであった。
真夏の熱中症予防にも役立つのがオニオンサラダなのだ

地元の居酒屋にて玉葱スライスの「オニオンサラダ」を食したのだった。熱中症の原因の一つである動脈硬化の予防に適した食材が玉ねぎなのであり、スライスしたものは其の効果が抜群である。この季節の玉葱はスライスしたものを食するに限るのである。何しろおいらは「オニオンサラダ」にはまっている。地元の居酒屋にて屡々注文するメニューである。オニオンこと玉ねぎとは、先ずは生野菜の主役になるべき食材であり、その鮮烈なる香りは野菜の頭柄としても充分に主張することが可能である。このメニューのポイントはと云えば、玉葱をスライスして使うことである。スライスしたての玉葱はとても刺激的な匂いがあり、涙を誘うほどである。それほどの刺激的野菜としての玉葱は、実はとても健康的な食材なのでもある。血液をサラサラにする成分としても注目が高まっている。成人病の原因とされる血漿を予防する成分としての硫化アリルが玉葱には多く含まれているのである。玉葱に含まれる硫化アリルという成分はビタミンB1の吸収率を高めるのであり、スタミナ増強にはもってこいではある。常温ではニンニク様の匂いがあるので扱いにくいのだが、少々の水分にて浸しておくことでこれを解消することが可能である。
「オクラ麻婆」で夏バテ予防なのだ

オクラをメインにして麻婆料理をつくったら、此れが意外なるヒットなのだった。昨日は梅雨明けにもなり、猛暑の日々が続いているが、こういう日々こそ食には気を遣わねばならない。夏バテ予防に効果的な食材と云えば、オクラや納豆等のネバネバ食材が挙げられる。近頃は意識して、オクラ等々の所謂「ねばり食材」を摂るように心がけている。ねばり食材のネバネバには特有のパワーが有ることが知られている。タンパク質豊富であり疲労解消の栄養素ことビタミンB2も豊富に含まれているオクラに含まれるネバネバ成分はペクチン、アラピン、ガラクタンという食物繊維が元になっており、此れまた腸内環境の正常化にとって無くてならないものなのである。オクラを漢字で書くと「秋葵」となる。秋近くになると実を付け、ネバネバの食感が魅力である。刻んだ時にネバネバした粘り気が出る。この粘り気の正体は、ペクチン、アラピン、ガラクタンという食物繊維で、コレステロールを減らす効果をもっている。この季節にはとても注目していきたい逸品の食材なのである。
「ブロッコリーの卵炒め」は晩酌のお友達
季節外れでもそこそこ旨い「鰆の西京焼き」
美味い「山形だし奴」で一献
「ラーメン楓」のつけ麺を食す
「宇都宮餃子」の食べ歩きをしてみた



先日、おいらが宇都宮美術館を訪れた際には、当地の宇都宮餃子を食べる計画は当然ながらあったのであり、宇津宮名物の餃子とやらを目指し求めていた。最初に訪れたのは、宇都宮餃子発祥の店とされる「みんみん本店」であったが、開店前の時間ながら、数十人以上、距離にして数十メートル以上の人の行列には恐れをなして立ち去ってしまっていたのだった。宇都宮餃子において「みんみん」にあらずんば餃子店にあらずといった様相を醸していたのではある。そして次の目指したJR宇都宮駅前の「宇味家(うまいや)」に入ってしばし考えた末に「水餃子」を注文した。餃子本体の食感はもちもちして食べ応えが高かったが、それにしても何のスープの味もしない水餃子を美味しく味わうことは出来なかった。これが焼き餃子だったらまた美味いのかもしれないが、ともかく残念なる宇都宮餃子食べ歩きの印象であったのであった。
「アサイーヨーグルト」の朝食
「アサリのバター蒸し」は肝臓にも優しい逸品
酒のつまみでアサリがたっぷりの「アサリのバター蒸し」を食した。思えばアサリ料理も色々であり、バター蒸しから始まって、酒蒸し、味噌汁、リゾット、パスタ、パエリア、チャウダー、炊き込みご飯、ワイン蒸し、等々と、百花繚乱のメニューが可能となっている。然しながらやはりと云うのは、定番メニューは「アサリのバター蒸し」である。これ以上のアサリレシピを、未だに思い浮かぶことはできないのだ。元々は日本をはじめとするアジア圏にて漁されてきた食材なのである。ヨーロッパや他の地域に於いては色々なメニューが誕生しており、其々に愉しませてはくれるのではあるが、未だに「あさりのバター蒸し」ともう一つ「あさりの味噌汁」以上の料理レシピにお目見えしたことがない。詰まりはもともと日本などのアジア圏の食材であるあさり料理は、ヨーロッパ圏では、発展することが無かったということなのであろう。酒浸りの身体にとっては肝臓に優しく、二日酔い予防にもなる。二枚貝の有り難さを感じ取ることこの上ない。数ある魚介類の中で「あさり」は、おいらにとっても、幼少の頃から最も身近な食材であり、つねにことある毎に口にしてきたものではある。それなのに日常的にはあまり存在感を感じることがなかったのは、ある意味では残念なことなのだった。
焼き茄子を食べれば夏の到来を感じるのだ
川魚の代表こと鮎の塩焼きを食した
鮎の塩焼きを食した。川魚の代表が鮎である。新緑の頃にかけての川魚としてもっとも印象的なのが鮎である。鮎の塩焼きを味わえば季節の訪れを実感することこのうえないのであり、鮎は川魚のなかでも特別なのであり、鯉や鮒や虹鱒くらいにポピュラーだった川魚とは一線を画して高嶺の魚だったのである。九州、四国など南国温暖の地区が早いようだが、細かく見てくるとそうとばかりは云えない。河川の周辺住民の意向や地域的文化事情、歴史事情等が絡んでいるようだ。おいらの出身県の群馬県でも鮎漁は盛んであり、これから鮎の本場を迎える。海無し県の川魚として鮎はとても愛されてきた魚なのである。今回の鮎の塩焼きもまた、絶品の味わいであった。何よりもまずは食材の鮮やかさが引き立っていた。繊細な食味でありながら、大衆的な人気食材でもあり、この季節には積極的に味わい尽くしていきたいものなり。鮎という川魚はシンプルに塩焼きにして食するのが最も味わい深い。これは他の川魚である虹鱒、岩魚、等々の川魚においても云えることなのだ。鮎の本場といわれているのは四国の四万十川沿いであったりして、味覚的偏見人種はわざわざ四国などに出かけては鮎の塩焼きを食べているということだが、そんなことをする必要もなく、関東で提供されている鮎もまた、引けを取ることなどなく美味である。
「タンタン」で正統派八王子ラーメンを食したのだ

八王子駅南口から少し隔てた場所にある「タンタン」は、その店構えは極めて奥ゆかしくて地味なのだが、八王子ラーメンの正統派のラーメンを提供する店ととして、未だに根強い人気を誇っている。地元民にとっては並んでも食べたいというくらいの人気店なのである。昼時に此の店の前を通り過ぎるときには何時も長い行列に怖気づいていてなかなか食べる機会がなかったが、本日は行列もなくて楽々入店することが出来たのだ。そして食べたラーメンの味わいは、極めてオーソドックスな八王子ラーメンそのものなのだったのだった。見た目からシて甘辛い目の醤油味のスープはちょうどいいくらいの濃さであり、ここに八王子ラーメンならではの刻み玉ねぎが乗っている。麺はオーソドックスの中太麺で、噛み応えや喉越しもレベルの高さを感じさせる。文句のつけようがないくらいの完成度がある。並盛りを頼んだことが残念であるくらいに、もっとおかわりしたくなる逸品の味わいだったのである。
■タンタン
住所 八王子市子安町1-30-6
営業時間 11:00~14:30
定休日 土曜・日曜・祝日
「マーボーひらたけ(麻婆平茸)」はお薦めメニューなのだ
おいらの好きなメニューの一つには「麻婆豆腐」が挙げられるが「麻婆茄子」「麻婆春雨」など様々な麻婆料理のバリエーションが存在している。云わば「麻婆家族」と云っていいくらいだ。ときどきおいらが具に選択するのが「ひらたけ」である。良い平茸があれば麻婆に最適で、特に大ぶりなものが好ましい。つくり方としては麻婆豆腐と大きな違いは無い。少量のひき肉を炒め、生のなめこを少し火にかけ、醤油、甜麺醤、豆板醤、砂糖、酒、等の調味料で味付けをし、最後に片栗粉でとろみをつける。ひらたけ自体の天然の出汁が効いていて食感もまた抜群なり。青菜やネギなどを合わせれば、味わいも豊かで食べやすい。このメニューはあくまでおいらのオリジナルである。他の食堂、中華屋、等では見たことが無い。お試しあれです。
八王子「ぎゃらりーロア」で開催中の「自画像展」を訪問
おいらの地元八王子の「ぎゃらりーロア」というギャラリーでは、先日から3週にわたって「自画像展」が開催されている。自画像というジャンルはそもそも、極めて古典的なテーマ性を有するものであり、かねてからおいらも注目していたのであり、2週目となる本日、会場に足を運んでみたのであった。そして地元在家をはじめとする多数の作家の描く「自画像」の作品群に接したのだが、此れが意外なるインパクトを感じたという訳なのである。おいらと云えば、少年の頃から数点或いは数十点くらいの自画像を絵画修業の一環として描いてきたのだが、今手元に其のものは無い。絵画修業としての自画像制作以上の意味を感じていなかったからと云うべきなのだろうかと、懐古的に思うのである。そうした中にて今回の自画像展に遭遇出来たのは僥倖と云うべきかもしれない。昼過ぎに展示会会場へと足を運んでいたのだが、其の後で訪れた作家の島崎さんが持参した焼酎にて一杯ということになっていた。酒好きのおいらにとっては有難きことてではあったが、それでも日中の酒を断つことを肝に銘じていたおいらにとっては少々過酷な時間であったと云うべきなのかも知れないのだった。
■ぎゃらりーロア
〒192-0082 東京都八王子市東町12-7 ロアビル2F
TEL.042-645-8352
木曜日定休 11:00~18:00 水曜日は16:00まで
「桜肉の炙り刺し」で一献

おいらは以前に町田での新年会に馬肉料理を食べて以来、馬肉の味覚に取り付かれていたようであり、某居酒屋で「桜肉の炙り刺し」のメニューを見たら途端に食べたくなってしまったのだった。牛肉よりも柔らかくて生食に適している。先日町田市内の専門店で食べたのは馬肉の赤身だったが、今回注文した馬肉は鮮度の良い霜降り肉であり、その新鮮な馬肉の脂身に魅了されたのだ。馬肉が美味いことはかねてより認識していたが、馬肉の刺身が獣肉の中でも特筆されることは、馬肉の炙りを味わって尚更にその味覚に魅了されることとなっていた。
ところで桜肉こと馬肉のその見た目は牛肉にも似ている。アメリカでは牛肉と称して馬肉が混入されているという国際ニュースが少し前に報道されたが、そのときの驚きはといえばこれだけ味覚に違いのある馬肉と牛肉の区別が付かないという、アメリカ人の味音痴ぶりに対してのものだったと云えるかもしれない。反面教師的米国の食文化の薄っぺらさを思えば、会津産の「馬肉刺し」は我が国食文化の賜物である。TPP条約などが今後もし、締結されてなどしてしまうと、日本人の味覚は破壊されと馬肉と牛肉との区別さえ付かないものになってしまうだろう。そして何よりも食の安全性が脅かされることになる。TPP条約反対の根拠はいくらでも存在するのだ。








