立春の日に旬の「菜の花辛子合え」を味わった

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本日は立春、即ち暦の教えでは春の訪れを意味している。然しながら本日は東京都を初め関東一帯に雪の訪れをもたらしている。暦の教えも頼り無く感じること甚大なりなのである。

ともあれ立春であるからして、春の香り漂う「菜の花」が夕食のメニューに載っていた。黄色い花を咲かせる菜の花は、花を咲かせる前の蕾がとりわけ美味である。毎年2月にもなればこの味が欲しくなる。春の灰汁とも云うべき鮮烈な苦みが喉を潤してくれる。しかもビタミンCやミネラル豊富であり、春季の豊富な栄養素たっぷりの、春を代表すべき食材の一つなのである。

出された「菜の花辛子合え」には辛子が添えられていた。少々の醤油を辛子に垂らして菜の花に合えて食すれば、ピリリと来る辛味が菜の花のエグミとも相俟って春季ならではの味のハーモニーを醸していたのであった。