都知事選における細川護煕候補敗北の一端は小泉氏に対する過大評価

東京都知事選挙が行われ、ますぞえ氏の勝利に終わった。マスコミの予想通りの結果となってしまったのだった。おいらが支持して投票していた細川護煕候補が敗れたという結果を受けて、やはり此の選挙における戦術的な誤りがあったのだという思いが拭えないのだ。

その第一番目の要因、敗北の要因として指摘すべきは、小泉氏への過度な期待や思い入れ、過大評価、過信にあったのだ。毀誉褒貶渦巻く小泉純一郎氏に対しては、おいらは未だに不信の念が拭えていない。かつて米国流の新自由主義的経済を日本に持込み、様々な日本的な優れた伝統をことごとく破壊していったことの元凶は、やはり当時の小泉元総理の存在を無くしては考えられないからなのである。

時代が変わってもなお変わらずにあり続ける現実の実態が在る。新自由主義などと呼ばれる猛威は現代日本の社会にも未だに負の遺産を与え続けている。小泉に頼った脱原発のアピールなどは、けだし絵に描いた餅的なジャンクフード的なる代物であったと認識すべきなのである。