マイブーム的「大なめこ」はこれから欠かせない食材

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一昔前に「なめこ」というのは小さくてぬめっとした感触が特徴ではあった。成長しきらない途中のぬめぬめ感を強調する様ななめこが、真空パック的な入れ物にてスーパーマーケットの食材コーナーには並んでいた。だが、近頃ではそんな昔式のなめこを横に見ながら、大きな生々しいなめこが見入られることが多くなっている。

実はおいらも近頃の大きななめこが大好物なのであり、味噌汁や蕎麦の付き合わせにはかかすことが出来ないのだ。

本日も味噌汁に大なめこを使用して、明日はたぶん、蕎麦かうどんの汁にこの大なめこを食べ尽くすのであろうと思うのである。

村上春樹さんの最新掌編「ドライブ・マイ・カー」を読む

現在発売中の月刊文藝春秋誌に掲載されている、村上春樹さんの最新掌編的小説「ドライブ・マイ・カー」という作品を読んだ。

そうは売れていない役者の主人公の男性が、ちょっとした交通事故をきっかけにしてマイ・カーのドライバーを募集して、若い女性ドライバーがひょんな経緯により紹介され採用される。そして役者と女性ドライバーとの、新しい日常が始まっていく。ドライブに関しては非常な才能を持つ女性と役者の男性とがうちとけてきたそんなときのある会話がきっかけとなって、役者男性の過去のエピソードが明らかに、詳らかにされていく、と云ったストーリーである。

ドライブを行ないつつある男と女と過去の恋愛事情が交錯する、男と女の恋愛の苦悩をテーマにした86枚の書き下ろし小説であり、恋愛小説的にみればオーソドックスな筋立てであり、あまり春樹さんらしくはない。それでもやはり一気に読ませる村上春樹ワールドは健在ではあった。

上野アメ横の屋台でエスニック的「マーランタン(麻辣湯)」を食す

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上野のアメ横界隈を歩いていると、先頃では中華屋台風の店舗に出会すこと多くなった。脂ぎっとりの肉食関係は控えているおいらだが、エスニックな香りにに惹かれて度々は屋台に立ち寄ってしまうのだ。今回立ち寄っていたのは「マーランタン(麻辣湯)」が看板にしていた台湾系のアジアン屋台店だったかと思う。焼き小龍包やら餃子、焼売類が豊富に提供される中でも「マーランタン(麻辣湯)」は一押しメニューであった。

「マーランタン(麻辣湯)」というメニューは、豊富なアジアン野菜類のスープに加えて春雨がただよっており、アジアンな極辛の辣油を調味料にして味付けがポイントのアジア的麺類の一種である。所謂中華料理とは一線を画しているから、アメ横を訪れる観光客の誰もに関心が持たれている、云わばアメ横的メジャーアジアン屋台の逸品である。

奇才ボリス・ヴィアン原作の映画「ムード・インディゴ〜うたかたの日々」を鑑賞

何しろ原作が奇才としてならしたボリス・ヴィアンによる「うたかたの日々」だというので、先日から観に行きたくてしょうがなかったのだ。同原作は「永遠の青春小説」と評価されフランスで熱狂的な若者の支持を受けており、400万部以上のベストセラーをはくしている。おいらもかつて青春の一時期に読んで心踊らせたことを懐古する。

10/5にロードショー公開されてからもう一月以上が経っていた。都内新宿の映画館での終了日を過ぎた今日、もう一つ上映中の渋谷の映画館「シネマライズ」に駆けつけたのだった。

いざ始まってみた映画は、原作のイメージを通り越してキッチュでポップでさらには人工的なシーンの数かすに驚ろかさせられる。時代背景近未来なのか、或はヴィアンが生きた時代のパリなのかさえ判然としない。まるで大人のおもちゃを持て余す登場人物たちは映画の中ではしゃぎまくる。恋愛に驚喜する姿がキッチュな映像となって流れていき、次第に映像世界に順応したという頃、例の睡蓮の病が主人公を襲うのだ。

前半の作り物玩具的シーンは影を潜めて、後半に入るとモノクローム調のねっとりと湿度の高いシーンが胸を襲って来る。見応えあるのはやはり後半部分だ。キラキラと煌めいていた愛の儚さがまるで夢から覚めた現実を受け止めるかのよう。原作者のボリス・ヴィアンはキラキラとした才能を振りまいたが、彼の魂の底流にはリアリズムのリズムが流れていたことを感じさせていた。

■ムード・インディゴ〜うたかたの日々
http://moodindigo-movie.com/

■シネマライズ
東京都渋谷区宇田川町13-17 ライズビル
03-3464-0051
http://www.cinemarise.com/

下町四ツ木の居酒屋「ゑびす」を探索

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前々からとても気になっていた東京下町の居酒屋「ゑびす」を探訪した。「四ツ木」駅を降りて10分弱ほど歩くとその店は在った。訪れたのは開店時間に合わせて午後4時にほぼ近くの時刻。ちょうど店員が大きな暖簾をかけていた最中であり、そんなスタッフを横目にドアを開けたのだが、そうたところで「其処は常連さんの席なので、あっちから入ったください」という女将の声。云われるがままに反対側の扉を開けて席についた。

ところでさる本からの情報によれば、此処「えびす」は地元の呑兵衛たちに支持される名店だということだが、その実態が想像できないままにいた。何しろメニューの数がべらぼうに多いという。場末の居酒屋でまかなえる数ではないのかと感じていたのだ。そして実際にカウンターの前には膨大な量のメニュー短冊が掛かっていた。しかも其れを見て注文する客のオーダーに対しては全てを受けており、欠品は存在しないかのようなのだ。

大量のメニュー短冊の中からこれまで口にすることのなかった「カワハギの刺身」を発見したので早速注文した。出てきたものは肝付きであった。カワハギの肝を山葵醤油の中で交ぜて味わったカワハギの身は想像以上の美味。肝と身の相性が抜群であったのだ。さらに二品目には、常連客の注文が多かった「肉豆腐」にほっこり。薄めの味付けが優しくて玉ねぎの甘さがじんわりと出ていて、居酒屋メニューとしてはとても評価高なのであった。そしてさらなる三品目には今や珍しくなった「ドジョウ鍋」にもありつくことができたのだった。

もしかしたらこの「ゑびす」という居酒屋こそ、呑兵衛にとっての理想的な一軒なのかもしれないと思わせるに充分なのてあった。

■ゑびす
東京都葛飾区四つ木1-32-9

「生タコの刺身」の吸盤に舌堤みなのだった

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生きていた生のタコを切り裂いて提供される「生タコの刺身」とやらを口にしていた。調理場では数分前には生きていたタコがその身を動かす姿が見て取れていた。こんな生のタコを目にするのは、かつて北海道を旅行していた時以来である。

吸盤がコリコリしているのは今までも出遭っていたが、本日の吸盤はと云えば、コリコリに加えてシコシコとして吸着する粘力さえもが感じさせられていたのである。

通常的に食べている茹でダコの食感に比べて格段に、コリコリとした食感がとても食欲なりをそそぐのである。この写真を見てそのさまを判断していただきたいのだ。

これから冬にかけてこそ味わい深い「ホタテの醤油バター焼き」

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急激な寒さが関東を襲っているが、冬が近づいて旨くなるものの一つにホタテこと帆立貝が挙げられる。丁度そんなことを考えていたときに遭遇したのが「ホタテの醤油バター焼き」。口にしてみたらやっぱり期待を裏切らない美味なのだった。

二枚貝であるホタテを遠火の炭で焼き、醤油とバターで味付けをしたメニューであり、日本料理の王道的調理法でありながら、なかなかこの味は他の食材では生むことが出来ないものである。やはりこの時季からの帆立貝ならではの味わいだ。

しかも帆立貝と云えば栄養的にみて、低脂肪かつ高タンパク、低カロリーなのであり、日常的にダイエットに気を使うおいらにとっても特別な食材だということになる。

ホタテの貝殻に乗せられた引き締まった貝の身が見た目もそそる。これから冬にかけては逸品の、殻付きでこそ食べたいメニューなり。

「里芋と鱈の子の炊き合わせ」にほっこり温まった

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地元の居酒屋ではおすすめ的メニュー欄に「炊き合わせ」というメニューが載っていた。その食材等を聞いたところ里芋とあれこれということだったので、注文して味わったのである。

提供されたのは里芋、人参と、鱈の子供であり、所謂「たらこ」であった。おいらのような通風持ちには禁忌的な食材なのであった。幸いにおいらの身体には今までのところ異常が起きていないので、ラッキーであったというべきであろう。

我が家でもついに「NAS」システムを導入

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先頃から気になっていた「NAS」というシステムを、ついに我が家でも導入したのだ。「NAS」とはネットワークアタッチトストレージ(Network Attached Storage)の略称である。ネットワークに接続して使えるハードディスクドライブのことを指し、Wi-Fiシステムの普及とともに注目されているシステムである。

ハードディスクとネットワークインターフェース、OS、管理用ユーティリティなどを一体化した単機能サーバという位置づけから導入には専門の知識やノウハウが必要とされていたが、いざ導入に際してはそんな心配も無用となっていた。

通常のファイルサーバと同様、共有ディスクとして使用することができるのが特徴である。今や必需品的アイテムとなったスマホやノートパソコンからも容易にアクセスすることが出来る。「NAS」ならではの設定を活かせば自宅内のネットワークのみならず、外出先にてWebを活用してアクセスすることも可能になる。またひとつ、新しいITの活用手段が広がったということになるのだろう。

白子料理はポン酢にかぎる「白子ポン酢」に舌鼓

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冬が近づく今頃の季節になると、「白子ポン酢」というメニューがお目見えする。主に冬に収穫される鱈(タラ)の精巣がその身の食材である。ポン酢でしめたこのポン酢和えが一般的な料理ではある。見るだけで冬の到来を感じさせる。

近頃では鍋料理にもこの白子が使われるというが、勿体ないことこの上なく、やはり白子はポン酢に限るのである。

つるつるっとした食感に、奥深いほんのりとした甘さと旨み。たんぱく質が豊かであり、ビタミンDやビタミンB12といった成分も豊富な食材である。

最大の 難点は「プリン体」が多いということで、通風もちのおいらにとっては鬼門的食材なのだが、それでもたまには口にしないとおさまらない。有り難くもあり危険 でもある、扱いが難しいことこのうえないのである。

「マグロのユッケ」の美味さを発見

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牛肉のユッケは食べる気にならないが、マグロのユッケと云う興味深いメニューに遭遇し、注文してみたところ、これが意外や意外の当たりなのであった。

叩いたマグロの身を辛めのタレにつけて、その上にウズラの卵の黄身が乗っている。いつものマグロ刺身とは一風変わってマグロ料理の新しいハーモニーを奏でていたのを発見したのだった。卵の黄身はマグロの身をまろやかにさせてマグロの甘みを際立たせている。

朝鮮料理の調味料にはユッケダレというものがあることは知っていたが、まさか生マグロに似合うとは知らなかった。生マグロとこのユッケダレがあれば家でも簡単に出来る料理らしい。今度は家で調理してみたいと思わせるメニューなのだった。

第二の故郷こと上州「たくみの里」を散策したのだ

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おいらの出生は上州の都こと前橋なのであり、さらにその出生をたどるなれば、上州の旧新治村の「たくみの里」ということになる。

夏休みやその他定例の休暇があればよくこの場所に通っていたものである。夏休みの一時には必ず其の地に居を得ていたのだ。其れくらいにおいらと母の出身地であるたくみの里との繋がりは深いのである。

 

萩原朔太郎の処女作品集「ソライロノハナ」に出会った

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群馬県前橋市の「前橋文学館」では「詩壇登場100年 萩原朔太郎、愛憐詩篇の時代」という企画展が開催されている。

萩原朔太郎さんが詩壇に登場して100年の記念を込めての企画展示だということなのだが、些か無理強いしいの感がぬぐえないものがある。副題では「開館20周年記念」とあるが、実はこの記念展としての企画なのではないかと疑いたくもなる。

展示会場で初めて出会った展示物の中では「ソライロノハナ」という、朔太郎さんの初期作品を集めた自筆の歌集が目に留まった。朔太郎さんが本格的に試作を始めた時期に出版された、云わば処女作品集なのであるからそれなりの注目を浴びて然りではある。

その「ソライロノハナ」という作品集には、詠み捨てた千首の中から忘れがたいものや思い出深いものを集めて編んだという。初期の萩原朔太郎作品を知り理解する上での貴重な資料ともなる一冊である。

内容は序詞「空いろの花」「自叙伝」「二月の海」「午後」「何処へ行く」「うすら日」等々の短歌が書き込まれている。

ところで「ソライロノハナ」という朔太郎さんの詩集のタイトルが引用されて「カゼイロノハナ」という美術館の企画展が同時開催されている。同じ群馬県前橋の企画展ではありあまり批判等したくないのだが、郷土の巨匠の作品集のタイトルを一文一文字変えて別の企画展に援用するのはどう考えても合点がいかない。朔太郎さんへのオマージュ、尊崇を表すには、一文字変えるようなふざけた行為は慎むべきである。

老後本も使いようかと初めて「定年後のリアル」(瀬古浩爾著)を読んでみたのだ

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老後や定年後をテーマにした書物は今や書店に溢れるほど在るが、これまでまともに読もうとする気にさせるものは皆無であった。それは例えば五木寛之先生や今や亡き過去の伊丹十三先生の書物等を含めても読む気にさせなかったのだった。

そして今回、おいらが初めてまともに手に取り読了した本がこの「定年後のリアル」であった。これまでずっとマスコミ関連の雑誌、ムック、等々の内容はたびたび立ち読みにて把握していたのだが、老後の資金がウン千万円、生命保険の使い方、等々と云った内容には些か眉唾的な対応を禁じえなかったのであり、そんな内容に対するアンチ的なものを読み取って同書を手にしていたからなのでもあった。

読了した一読者としての感想を率直に述べるならば、とても薄っぺらい一冊であったというしかないくらいである。何の役にも立たない一冊である。何でこんな本を手にとってしまったのかという後悔さえ生じさせ得る位に役立たない内容がほぼ全編を埋め尽くしているといってよい。

一つの反省として、これからは「老後」「定年後」等々をテーマにしている書物を検証してみようではないかという気持ちにさせていた。やはりこれからおいらをはじめとして誰もが訪れる「老後」「定年後」を無視しては人生が成り立たなくなってしまっている。誰もが理想の人生を送れるわけでもなく、もはや誰もが老後の生き方には注視せざるを得ないのである。

寒気染みるころになると「アン肝」が美味くなるのだ

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寒さが主張しだす秋から冬にかけてはアンコウ並びにアン肝が美味くなる季節である。殊にアン肝が夜の食堂、居酒屋にお目見えすることとなる。すなわち冬が近づくとは、「アン肝」か美味い季節になることを意味している。早速今晩は今季初の「アン肝」を頂く機会に遭遇したのだ。

アン肝とは、そのもの文字通りに、鮟鱇の肝を蒸したりその他の調理を施して提供される。仏料理に欠かせないフォアグラにも匹敵するくらいに濃厚な味わいが、まさに依存症的虜にさせること請け合いなのだ。

冬に美味くなるアンコウについては、冬の王者たる魚類に相応しいのであり、Wikipediaにも興味深い記述があった。

―――――(以下、Wikipediaより引用)
アンコウは主に小魚やプランクトンを捕食するが、種によっては小さなサメ、スルメイカ、カレイ、蟹、ウニ、貝などを捕食するものもある。さらに、たまに水 面に出て海鳥を襲うこともあり、食べるために解体したら胃の中にカモメやウミガラス、ペンギンなどが入っていたという報告もある。
―――――(引用終了)

冬の王者ことアンコウとはまるで冬の海では雑食的な巨魚である。寒い冬の海にもまた冬に相応しいドラマがあったということなのだろう。

秋の季節の「マグロの二色丼」に食欲満点

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我が国の刺身の代名詞であるのがマグロの刺身。そんな一般的なマグロの赤身と、ビンチョウマグロとを二色に丼にあしらえて提供したのが「マグロの二色丼」である。

一般的なマグロの赤身に加えてビンチョウマグロという二種類二色のマグロの旨味を丼に押し込めたというべき、絶品の味わいではあった。

東京都内で天然の虹を見た

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秋の季節の乱れ頃かと思われる本日、降ったり止んだりの雨模様の間の、一瞬の雨上がりの空には天然の虹が掛かっていたのを発見し、しばしの間見とれていたのだった。

眺めていた虹はと云えば虹色と云われる7色の光彩が弧を描いており、得も云えぬ光景だった。都会の空に見た虹は十年以上なかったことなのである。

虹を見た想い出としてはっきりしていたのは、かつて「いのちの祭り」が開催されていた長野県大町地区でのものだった。調べてみたら2000年8月の開催だったから、13年以上昔のことになる。

http://www.ultraman.gr.jp/peace/

雨模様だったその日の、一瞬の間に現れた日の光に照らされるかのように、奇麗な虹が掛かっていた。天空から地上への架け橋にも見えていたものである。

たまには東京という大都会にも、天空から大地への架け橋の様な一筋の虹がかかる。ささやかでひそやかな願いを込めて虹を見ていた。

寒さが染みる季節に「ブリの照り焼き」は旬の味わい

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冬に近づくにつれ日本海のブリには脂がのって旨さを増していく。ところでブリ料理と云えば、ブリ刺し、ブリのアラ煮、ブリ大根、等々の豊富なメニューが挙げられるが、忘れてならないのが「ブリの照り焼き」。

照り焼きとは、醤油に砂糖や味醂等の甘み成分を加えたタレを塗りながら艶を出して焼き上げる調理法也。オーブン等で上からじっくりと時間をかけて焼く調理法が一般的である。

照り焼きの調味料はつやを出しあたかも照りを生むかのごとくであることから照り焼きというネーミングが生まれた。そもそも照り焼きという調理法自体がブリの為にあるくらいにベストマッチングなのだから外せないのだ。

寒い季節にはいっそうに脂が乗って旨味を増すブリは、照り焼きの材料としてはこれ以上ないくらいなのだ。甘過ぎるくらいの濃い目の味付けも、ブリ照り焼きならば納得である。

食べる途中に箸を置いて眺めると、黒光りするブリの存在感に目を奪われていた。煮詰めた照り焼きのタレは黒々として照りを表現しているかのようだ。

「アーツ前橋」グランドオープン。「カゼイロノハナ 未来への対話」スタート

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群馬県前橋市の「アーツ前橋」が10/26にグランドオープン。開館記念展として「クゼイロノハナ 未来への対話」展が開催されている。

「地域にゆかりのある美術作家、文学者、音楽家や科学者など幅広い分野の人たちが歴史的に積み重ねてきたクリエイティブな仕事を、現代の芸術家たちが再解釈して作品をつくりあげます。これらの作品は、時代やジャンルを超えた対話によって私たちの未来を切り拓く新たな価値観を提示するものです。館内の展覧会のほかにも、館外に広がる地域アートプロジェクトなどもぜひお楽しみください。」(アーツ前橋HPより)

会場に足を運んでみたところ、いささか総花的ではあり、会館関係者たちの意図が伝わるかは疑問だが、司修さんのペインティング作品が展示されている等々の見どころは存在する。

■アーツ前橋
〒371-0022 前橋市千代田町5-1-16
TEL027-230-1144

http://artsmaebashi.jp/

上州前橋の「魯炉家(ろかや)」のユニークな薬膳カレーライス

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上州前橋の古里では先日来から「魯炉家(ろかや)」という看板などとても面白い店が気になっていて、ランチタイムに訪問し、一押し的「薬膳カレー」を食べたのだった。

見た目は普通の日本的なカレーライスだが、朝鮮人参などの薬膳的食材が用いられている。メニュー表には朝鮮人参のほかに、丁子、冬虫夏草、クコ、サンザシ、等が用いられているという。朝鮮人参とクコの実くらいしか食べた記憶がないが、やはり薬膳特有の苦くてピリリとした舌触りを感じていた。

ちょうど古里の気候も午前中の台風がらみの雨足が遠ざかったときでもあり、その「薬膳カレーライス」の仕業か否かは判然としないが、何やら身体の中からホカホカ、ポカポカとしてきたことは確かではある。

古里でまた面白い店を見つけたようである。

■魯炉家(ろかや)
群馬県前橋市南町3-42-5
027-243-7042