今年初めての群馬風「冷や汁」をつくる

梅雨も明け、今年一番の猛暑だそうである。食欲もいっこうに湧く気配などない。こんなときにはさっとつくれて胃袋にも優しい「冷や汁」が経験的に、舌にも咽にも胃袋にもぴったし来る。日本人に味噌汁が似合うように、これがあれば間違いないのだ。

マスコミ的に「冷や汁」といえば宮崎県が本場とされるが、全国的な夏の料理であり、おいらの出身地、群馬県にも歴として「冷や汁」は存在する。今日は今年初めての「冷や汁」をつくったので、記念に写真に撮っておきました。

ネットや料理本やその他で調べれば様々な冷や汁レシピが載っているが、肝要なのは、いかに美味い味噌を材料に使うかということ。味噌選びににかかっていると云って過言ではない。おいらが年中使用している群馬の須川味噌こそは、季節にかかわらず味噌料理の基本ともなっている必須の食材なり。そして味噌以外の食材やらは、自分の舌や咽や胃袋に相談しながら時々の体調に合ったものを選べば良い。

群馬の須川味噌は「豊楽味噌」として市販されている。
http://takuminosato.or.jp/horaku/shoping1.html

まずは、豆腐となめこ茸を用意。これだけで立派な味噌汁がつくれる。それにみょうがとシラス、すりゴマ。宮崎風冷や汁には定番のきゅうりが無かったので、代わりに漬物を細かく刻んで加えてみた。想像通りにびりっとした酸味が効いて良い塩梅である。それにしてもこれからの季節は、冷や汁の材料となる食材を切らさぬよう注意しなくてはいけないな。