宮沢賢治が愛した花巻の「イギリス海岸」を散策

東北岩手を旅しており、花巻市内の「イギリス海岸」散策した。

花巻は何度訪れても新鮮な出会いや発見に遭遇する古里であり、北上川の流れを前にした通称「イギリス海岸」は、そんな花巻の原風景を象徴している。

決して大河ではない北上の川の流れは人された工化形跡が少ない分に鮮烈であり優雅である。

賢治は遠い異国の風景の憧憬を込めて「イギリス海岸」と命名したが、異国情緒の故意風景が作家の、あるいは日本人の原風景として定着してきた経緯は甚大な関心をさそってやまないのである。