7月21日から、八王子の
「ギャラリー芙蓉」にて個展を開催します。
本日先ほど、搬入作業を終了しました。
およそ5年ぶりの個展になります。
コロナ禍で描きためた作品を中心に、
1号から100号まで23点を展示します。
インスタグラム利用者の方にも、
観に来ていただければ幸いです。

■小林活夫展 相貌Ⅲ
2022年7月21日(木)~7月26日(火)
11:00AM~6:00PM(最終日は4:00まで)
■ギャラリー芙蓉
東京都八王子市横山町18-19
電話042-623-9013

7月21日から八王子「ギャラリー芙蓉」にて個展を開催します

およそ5 年ぶりの久しぶりの個展ですので、
記念に別バージョンの案内アイテムとして、
冊子を作ってみました。
「ギャラリー芙蓉」さんにも先日から置かせてもらっています。
なにせ部数限定の冊子なので、
先着50名程度の方に見て手に取ってもらえたらと思います。

■小林活夫展 相貌Ⅲ
2022年7月21日(木)~7月26日(火)
11:00AM~6:00PM(最終日は4:00まで)
■ギャラリー芙蓉
東京都八王子市横山町18-19
電話042-623-9013

闇の中から見えるもの

昔から闇の世界を探訪することが好きである。少年のころから、田舎祭りの余興で開催された肝試し大会には奮って参加していた。真暗闇を自分の足のみで駆けて行く姿は、自分にとって貴重な体験であった。闇から戻って集落に駆け込む自身はとても誇らしくあり、自分で自分を褒めてあげたい気分でもあったのである。そんな子供時代の誇らしい気分を携えて、今なお暗闇の探訪を行なっている。田舎の古道を闇夜に探訪したときはとてもスリリングであった。その道は、歴史的街道の一つであるが、今は昔の古道としてひっそりと人々を招き入れている。今では地元人の往来はほとんど無くなり、闇夜に行き交うのはイノシシ、ネズミ、等々の野生動物ばかりである。熊に出逢ったならイチコロ必至の危険地帯と云っても過言ではない。その場所は野生の危険が漂う場所であるとともに、憧れていた精霊たちとの邂逅をもたらす場所として感じられるのであった。うっすらと浮かび上がった色彩から彼等の聖なる息遣いを感じ取り、生態に近づくことが可能となった。闇の世界とは、霊たち、妖怪たちとの交歓をもたらし得る特別な世界である。真昼の世界に居ては得ることの無い特別な体験をもたらしてくれる。成長し大人となって以来もずっと、闇の世界を追いかけて続けている自分自身がいる。多くのアーティストたちと同様に、真実とは何か? を追求することをテーマとして制作活動を行ってきたが、闇の世界にはまだまだうかがい知れない真実が埋もれている。暗闇の中から出会った精霊たちの姿形に接することが、絶えないテーマを追い続けていくことなのである。

7月21日から八王子の
「ギャラリー芙蓉」にて個展を開催します。
およそ5年ぶりの個展です。
コロナ禍で描きためた作品を中心に、
二十数点を展示いたします。
インスタグラム利用者の方にも、
ご高覧いただければ幸いです。

■小林活夫展 相貌Ⅲ
2022年7月21日(木)~7月26日(火)
11:00AM~6:00PM
(最終日は4:00まで)
ギャラリー芙蓉
八王子市横山町18-19
電話042-623-9013

何故精霊たちを描くのか?

そもそも精霊という存在は、非日常の存在であり、一般社会に於いては存在すらしないものとされている。いわば爪弾きにされているようなのだが、その存在感は半端なく巨きいのである。彼等は、いったい何処を本拠地として活動しているのか? まずそんなところから考察し探っていくと、所謂日常性とは異なる、別格の存在場所があることを突き止めていた。其処は、彼等が活動する本拠地であるとともに、まさに別格であり、無比無双の棲息の地であった。彼等が棲む場所の条件を、あえて一言で表わすとするならば、それは「無為の自然界」である。無為自然界にはあまり人間が近づかず、日本の様々な精霊や妖怪たちにとっての憩いの場となっている。妖怪たちが精気を養い霊気を奮い起こすためのパワーは、やはり無為自然界でしか産むことができ得ない。それは必須であり特別な条件である。浅薄で不毛の行為にうつつを抜かす人間たちを嘲笑うかのように、人間界からは距離をおいて、精霊たちは霊気を養い宿しつつ、活動の原資とするのである。霊峰、聖地だとかの呼び名で示される特別な場所には、彼等が棲息するための磁場が存在している。無為自然界が遠ざかれば遠ざかるほど、私はその地を益々強く希求する。ただ追い求めるのではなく、その世界に棲む生き物たちの存在を描きたくなる。精霊たち、妖怪たちが日常から遠ざかれば遠ざかるほど、彼等を希求する気持ちは益々高まるのである。

7月21日から八王子の「ギャラリー芙蓉」にて個展を開催します。
およそ5年ぶりの個展です。
コロナ禍で描きためた作品を中心に、二十数点を展示いたします。
インスタグラム利用者の方にも、ご高覧いただければ幸いです。

■小林活夫展 相貌Ⅲ
2022年7月21日(木)~7月26日(火)
11:00AM~6:00PM(最終日は4:00まで)
ギャラリー芙蓉
八王子市横山町18-19
電話042-623-9013

八王子市のギャラリー企画展に出展

八王子市内のギャラリー2軒で開催中の絵画企画展に出展しています。
まずは先週から21日(火)まで、「ギャラリー芙蓉」で開催中の「デッサン会展」。デッサン会メンバーが参加して年毎に開催されるもので、僕自身は初の参加です。二つめは、昨日から22日(水)まで、「ぎゃらりーロア」で開催中の「6月展」。ロアさんの企画展には、5年前までは定期的に参加していたものだが、今回は5~6年ぶりの参加となりました。どちらも昨年に「精霊の肖像」シリーズとして描いた作品であり、八王子への初お目見えとなったのでした。コロナが収束を見せようというこの時期に二つの企画展に参加したことで、いよいよ自身のテーマでもある「再会&再開」がようやく現実となったようでもあり、感無量の心持ちです。

■ギャラリー芙蓉 東京都八王子市横山町18-19 042-623-9013 11:00~18:00(最終日は16:00)
■ぎゃらりーロア 八王子市東町12-7 ロアビル 042-645-8352 11:00~18:00(最終日は16:00)

豊穣の里

個人的事情やかねてからのおのれ自身の希望もあり、故郷の実家を離れて、所謂田舎生活を行なっています。念願だった田舎生活には、当初は不安や怖れ等々が無かったわけではありませんが、そんな杞憂も晴れ渡り、日々の田舎生活を満喫しているところです。都会では当たり前のスーパーが3キロのところに1軒あるのでほぼ毎日は往復6キロの徒歩的散策を強いられていると云っても過言ではない、そんな環境ではありまして、都会生活からの脱皮にはしばらくの時間を要したことは否めません。ですけども、毎日隣近所に気兼ねすることなく、ベートーヴェンやチャンバワンバの名曲達を大音量で流して鑑賞できることなど、かつての都会生活ではありえなかった生活に、満足しているところでもあります。毎朝の寝覚めには野鳥の大きな鳴き声がしるしてくれているので、野鳥たちとの鳴き声には、ちょっと深化しているコミュニケーションが得られたのではないかと感じます。「豊穣の里」と第して新作品も描いたところです。

ブラックボックス

ともにキャンバスにアクリル他ミクスドメディア F4号

前回に引き続き今回もまた「ブラックボックス」をテーマに描いたのであります。現代社会はロシアによる世界的規模のブラックボックス出現で、芸術の実効性に関しては、残念ながら疑問や否定的作用が働いているとも云える昨今です。そして、今なおその出口を見出すことのできない閉塞感が、今このときの空気感だと感じるのであります。

そんな時代の只中にあって、気付いたことのひとつが、ブラックボックスに関わる人間達にとっての距離の取り方の重要性です。ブラックボックスには決して飲み込まれてはいけない、これは勿論のことであります。日本の卑近な様々な事例に関しても云えることであり、例えばブラック企業に働き続けて魂まで抜かれ、所謂社畜的生活に甘んじたりしてはいけない。或いは似非宗教者、似非文化人らの教義に洗脳されて追従してはいけないこと。勿論、似非文化人に対してポチ犬よろしく尻尾を振って、追従するなどもっての外なのですが、実際現実社会にこうした光景は身近に見られる代物となっています。ブラックボックスに接することには危険が伴い、少しでも油断すれば付け込まれるのです。自立的な存在として生き続けることが、今なによりも大切なのだろうと思う昨今であります。

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ブラックボックス

ともに、キャンバスにアクリル他ミクスドメディア F4号

ロシア軍によるウクライナ侵攻は世界中の人々を落胆させており、今や最大級のブラックボックスの出現を目の当たりにしている。重苦しい気持ちのまま、今回もまた「ブラックボックス」をテーマに作品を描かざるを得なかったのです。ストップ・プーチン! Stop Putin!!


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ブラックボックス

キャンバスにアクリル他ミクスドメディア F4号

我々のすぐ隣の世界にある「ブラックボックス」。いつか引き込まれ、飲み込まれてしまうのではないかと、怯えたこともある。でもそれは過去の話。ブラックボックスに引き込まれるほど我は、我々は、弱い存在ではない…。そんなことを考えながら、またこのテーマで描いてしまいました。


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ブラックボックス

今月発表された芥川賞受賞作の「ブラックボックス」を読みました。もとより芥川賞と云えば、かつての天才作家の太宰治さんも村上春樹さんも、ともに受賞を外されたなどという、汚点満載のいわく付き文学賞ですが、一つは、受賞作品のタイトルに惹かれたことや、テレビに映った受賞者・砂川文次氏の面構えに思わず知らず感情移入してしまったこと等から、ふと何年かぶりで受賞作品掲載「文藝春秋」誌を手に取ったというわけなのでした。

読み進めるにつれ、タイトルの「ブラックボックス」とは、表舞台としての一般社会からは隔絶された、非正規労働現場だったり、監獄内の日常現場だったり、不甲斐ない男女の在様だったりすることが合点され、結局最終頁まで興味を削がれることなく読了したのでした。特に後半部分は、同じく監獄生活をテーマにして描かれたソルジェニーツィンの「収容所列島」を彷彿させるところ等もあり、それなりに充実した読書体験となったのです。

「ブラックボックス」とは時代や社会につれて姿形は変えども、常にその存在は身近なところにあることを、忘れることなく生きていくことは重要なことと再認識。せっかくの読書体験が風化しないうちにと、自分自身に急かされながらエスキースとして描いたのが、タイトル「ブラックボックス」と名付けた下に記す作品です。

キャンバスにアクリル他ミクスドメディア F4号

谷川俊太郎がトレンド

先日、Googleさんからの思いがけない通知メールがありました。その内容というのは、2009年から続けている我が「小林活夫のブログ」の某ページが、急激にアクセスを増やしているというものなのであります。

そのブログのページとは、詩人の谷川俊太郎さん絡みのものでした。誰もが知る巨匠詩人の谷川俊太郎さんですから、もしかお亡くなりになったのか?という気持ちが先行したのではありますが、事実はそういうことではなくて、高齢で巨匠詩人の谷川さんが新しく絵本を出版することになったということのようなのです。未だその絵本は読んではいませんが、天晴の思いを強くしているのであります。

Googleから通知された調査内容をよく吟味したところ、この1か月の間に380のページビューがあったというのです。1日平均で10件以上のアクセスが集中的連続的ににあったということはとても驚きでした。

ブログに記したページ内容は、スイス出身の画家・パウル・クレーの画集「クレーの絵本」に、俊太郎さんが「黄金の魚」というオリジナルな詩を書いて提供したという形をとっているというもので、画集と詩集とのコラブレーション的共作についての紹介ページです。この画集こそは感動的な1冊。まさに僕の愛蔵コレクションの中でもトップクラスの1冊ではありますので、これからも大切にしていきたいと思います。

共にキャンバスにアクリル他ミクスドメディア 左=F10号 右=P10号

近作2点を並べて飾ってみました。作品中の主役たちが隣り合って、語り合って、触れ合って、何かしらの化学反応が生じ、さらには新しい視界が開けていくのではないかと期待しています。一昔前の江戸下町に棲む人々がそうであったであろう、懐かしい景色を見ることができそうな、そんな予感がするのです。


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ひとつの花

キャンバスにアクリル他ミクスドメディア F1号


SMAPの歌うものに「世界で一つだけの花」というヒット曲があります。僕も好きな曲の一つであり、男性アイドルといった人たちが嫌いの僕でも、たまにカラオケ店でこの曲を歌ったりしています。花屋の店先に並ぶ花々も良いですが、もっと良いのは、自ら描く、世界に一つだけの花なのではないでしょうか? そんな思いを込めて、新作小品を描いてみました。これからも連作したくなるテーマであります。

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遷移するいのち

キャンバスにアクリル他ミクスドメディア F10号

昨年から継続している制作テーマがこの「遷移するいのち」です。そもそもに「遷移」という現象には、極めて霊的な要素が満ちているので、何か超常現象的なものを連想させがちですが、実はとてもシンプルです。例えば、親から子へと連綿としたいのちの移行や、愛する男女の愛の営みがもたらす創造的な行為、等々はまさしく「遷移」という現象にあたいするのです。とても稀少かつ貴重であり、絵画芸術のテーマとしてはとても相応しいものであると考えているのです。今回の作品はF10号のいわゆるエスキース(習作)的なものとなります。これから時間と手間をかけて、このテーマの代表作となるべき作品を描こうという決意を新たにしたのです。

命の羽ばたきや巡りと云うものを、僕もとても憧れています。人間にとってできないことの中で、最も憧れるのが、鳥たちの羽ばたきや巡りやらだと思います。大空をこの身一つで飛びたいなという憧れが、また強くなりましたのです。

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居間ギャラリーにて

共にキャンバスにアクリル他ミクスドメディア P10号

いつもの居間ギャラリーに、近作2点を飾ってみました。周囲とは隔絶したとても静かな環境に、とても馴染んでいるようであります。なんだか世間からの隔絶も悪くないなと感じられ、ちよっと嬉しく思ったものです。

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制作中のアトリエにて

キャンバスにアクリル他ミクスドメディア F100号

新年を過ぎても、今年は何ら特別なイベント等には巡り合うことなく、ひたすらアトリエで制作を続ける毎日が続いています。本年の描き初めとして描いているのが、この100号の作品です。制作途中ですが、無性にアップしたくなりました。

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