珠玉の念仏がきらきら輝く「瀬戸内寂聴×AKB48」の授業

雑誌「the 寂聴」の最新号では、寂聴さんとAKB48とのコラボレーション的な「授業」が特集されていて興味深く読んだ。辻説法を得意とする寂聴さんが若いアイドルグループたちに向けて「授業」を行なうという設定だが、思春期の悩み相談から、「恋のコツ、愛のヒミツ。」等々に至る様々なテーマについて対談したのを纏めた特集である。

人生経験が豊富な寂聴さんは、年の差70歳といった若い女の子相手に人生、恋、愛、男、女、結婚、仕事、成功、…等々について、軽妙な遣り取りで答えを導き出していく。人生経験が未熟な若い教師では中々こういう答えは導き難い。だが人生経験ばかりが突出している授業ではない。寂聴さんが若い女の子に対してこうしろああしろといったものが更々ないのが、この「授業」の最大の見せ場であるかのようにも映っている。

かつて、TBSのニュースキャスターだった筑紫哲也氏に対して「自分の位置を確認するための指標」等と過大に評価されることがあったのだが、その実はあまり説得力のない念仏を何度と無く唱えていたに等しいものであったといってよい。筑紫がマスコミ媒体を通じて放っていた喋りというものは、ある種の「念仏」のようにしか響かなかった。相当な筑紫信者でもなければそれ以上の積極的な評価は困難である。何度も何度も同じ事柄を素材を変えて繰り返していたことが、如何にもぶれないキャスターの如く評価されていたのは滑稽でもあった。

瀬戸内寂聴さんの放出している言葉、喋りは全く異なるメッセージを示している。一面においてそれは「念仏」の様でもあり、それ以上なのである。彼女においては、彼女の独特の若さ、熱情、大いなる好奇心等々で、そうした評価を凌駕している。

寂聴さんには今後ともお元気に活躍していただき、百歳を過ぎて旺盛な姿をみせていただきたいと切に願うのである。

暑い夏にも食べたい「鶏肉のすき焼き」

先日、鶏の専門店にて「鶏肉のすき焼き」なるメニューを味わった。自宅で作ることは何度かあったが、こうして専門店のメニューとして食べたのは、多分初めてだったのではないかと思う。

メニュー内容はすき焼きの「牛肉」が「鶏肉」になった以外に取り立てて示すものはない。大きな感動などはなかったが、鶏肉もさっぱりと味わえ、鶏卵との相性も抜群であった。親子丼を夜食のメニューとして摂っているといった味わいである。食べているうちに額には汗が出たが、心地よい発汗でもあった。これもまた夏季にこそ似合うメニューなのだろう。

夏向け、らっきょうの浅漬け風あえもの

自家製のらっきょうも、この頃は味が染み込んで食べごろ。今日はそのらっきょうを使って「らっきょうの浅漬け風」メニューをつくってみたのです。

材料はらっきょう(縦半分にカット)、きゅうり、なす、ゴーヤ、みょうがを用意。きゅうりとなすとゴーヤを塩もみしておき、材料を混ぜてらっきょうの甘酢と少量の醤油で味付けする。ここにフレッシュな米酢あるいは今話題の黒酢をかけるのがポイントだ。これで出来上がり。簡単なメニューだがビールのおつまみとしても相性抜群だ。

少しく個人的な事情になるが、このところ夏バテが続いているのでその原因を探っていた。一つには汗として放出されたミネラル、すなわち塩分の不足であると気付いたのは数日前。梅干を水割りに入れたり、料理に塩を大目に振りかけたりなどして危急の状況を凌いでいたなり。そしてもう一つの不足していた成分が「酢」の成分であったことが判明して、特別に米酢などを足してみたというわけなのである。

何だか懐かしく感じた「八王子祭り」

八王子市民は大の祭り好きの市民のようだ。11月の酉の市は3回も開催されてそのたびに神社の周りは大賑わいであった。駅から放射状に伸びる「ユーロード」と呼ばれる道路では、趣向を変えつつ様々なイベントが企画開催されている。

そんな祭り好き八王子を代表するのが「八王子祭り」。本日まで3日間開催されていた。本日は真夏というのに、わざわざ八王子祭りの会場に足を運んだという訳なのだ。

市街地には屋台が軒を並べていく。そして、山車、神輿が市内のいたるところに出没し、市民はその周りに集っている。こんな光景はあまり都会で見ることも無くなった。なんだかとても懐かしい気分に酔い痴れたのです。

FUNKEY MONKEY BABYSのDJケミカルの位相はとてもユニークだ

昨日に続いてFUNKEY MONKEY BABYSの話題。時折しも昨日から「八王子祭り」が開催中であり、彼らがつくった「ぼくらの八王子」なる歌が、地元の少年少女たちに披露されている。今や彼らは松任谷由実、北島三郎に続く八王子の有名人の座を射止めたと云っても良い。町中挙げてのファンモンブームには些か驚かされるが、何しろ嫌味がない彼らを悪く非難しようとする地元民は見ることも出来ない。いずれ地元のヒーローとして「観光大使」以上の座を確保することになるのだろう。

ところでそんな「FUNKEY MONKEY BABYS」のメンバー「DJケミカル」はとてもユニークである。その役割、立場、あるいは吉本隆明さん流に云えばその「位相」こそは、大変にユニークであり天晴れなのだ。

まず目に付くのが、「DJケミカル」というニックネームに反してDJをしないということ。決してDJが出来ないわけではなくしないのだという。結構DJの腕前は確かなのだが夢中になると顔が怖くなるのでさせないようにしているなどと、まことしやかな噂まで流れているくらいなのである。

メンバーの後ろに居て彼が行なっていることといえば、変てこりんで下手糞な踊りである。風貌も猿とガキンチョを足して割ったようなものがある。だが決して居ても居なくても同じというものではない。下手糞な振る舞いをすることが観衆を引きつけ、視線を彼らに向かわせてしまう。他のメンバー(ファンキー加藤、モン吉)というのはいかにも普通で、しかも好青年で、ケチの付けようがないようなキャラクターであり、対照的な「変な」「キモい」キャラクターとの相乗効果を生んでいる。

FUNKY MONKEY BABYSが大好きな「THE Shalimar」の本格カレー

今年の甲子園高校野球の公式ソングとなったのが、FUNKY MONKEY BABYSの歌う「あとひとつ」である。メンバーの3人が八王子出身であり、八王子の観光大使を勤めていることでも有名となった。HIPHOPグループを名乗っているようだが、HIPHOPと云うよりは、今風の歌謡曲、応援歌と云ったほうがピンと来る。おいらは彼らの持ち歌にそんなに好きな曲は無いが、かといって嫌いでもない。若い世代が元気や勇気を感じ取れるような、嫌味の無い楽曲が受けているのも納得。

彼らがメジャーデビューする前から通っていて大好きだというのが、「THE Shalimar」というカレー店。インド人が調理も経営もする。味も本格派であることは間違いが無い。特に「ファンモン(FUNKY MONKEY BABYSの略称)」が大好きだというカレーメニューを一つにしたのが「ファンモンカレー」だ。チキンベースの本格カレールウに、茄子、オクラ、パプリカ、ブロッコリー等の夏野菜が載っている。まさに夏向けのカレーであり、マイルドな味わいが日本人にも違和感が無い。これにナン、ライス、サラダ、チャイが付いたセットで1,000円なり。

駅から少しばかり外れた場所にあるので、それほど賑わっているとは云えかねるが、味もナイスなこの店のメニューはお勧めである。

■THE Shalimar
八王子市寺町49-4山下ビル 1F
TEL 042-626-1341

焼いた大ぶりの蛤(はまぐり)に出合えたのです

蛤や浅利といった二枚貝は、日本人の食生活にはなくてはならないものであったが、最近ではあまり出合える機会も減ってしまった。アルコールで弱った肝臓や腎臓を癒すには、こんな二枚貝の手助けが必要なのだ。

であるからしておいらは、大ぶりの蛤などが目に入れば、速攻で注文してしまうのが習わしとなっているのです。今宵の蛤もたっぷりとふっくらしていて美味なのでありました。

高田渡とホッピーの伝道師的な粋なデュオ「ハッピー★ホッピー」に遭遇

小室ゆいさんも駆けつけて素敵なハーモニーを披露した

高田渡さんの音楽が大好きというデュオ「ハッピー★ホッピー」のライブイベントに、昨日遭遇したのです。

そのライブは吉祥寺の「のろ」というお店で開催された。高田渡さんの名曲「ヴァーボン・ストリート・ブルース」からスタート。ボーカルのりかさんは、洒落たウクレレを小脇に抱えながらリズミカルなメロディーを奏で響かせる。あまり広くない会場は、この日「15人限定」と銘打って行なわれていたのだが、あたかもホームパーティーで口ずさむ様な独特のノリがとても手応え強く、ガツンと響いてきたのだ。元はジャズシンガーだという彼女の歌声は会場を響き渡りながらてらいがない。本物である。先日伊豆で聴いたお姉ちゃんシンガーたちとはえらい違いである。かつてりかさんは、渡さんの行き付けの焼き鳥屋「いせや」に、社会勉強のために足を運んでいたことがあるという。気合も中々充分なのである。

高田渡ナンバーだけではない。オリジナル曲も沢山あって披露していたが、独特なテンポのあるリズム感やフレッシュでユニークな歌詞の世界観などをみせていて、とても素敵なのである。少し前の5月には記念すべき「ハッピー★ホッピー」の初アルバムが発売されている。その中の幾つかをピックアップしてみる。

以下、ファーストアルバム「ハッピー★ホッピー」より

「ホッピーあります」
ホッピー大好きなおいらも好きな応援歌。「ホッピービバレッジwithキンミヤ焼酎」の公式応援歌を目指している。

「キララ☆恋の歌」
昔はよく歌っていたという、デュオの代表的な恋歌。20世紀後半のリカさんの乙女時代から恋の棚卸し曲!

「ギターおじさん」
愛すべき高田渡さんを思ってつくられた曲。

 ♪ くしゃくしゃな笑顔で
   ぴっかぴかな歌を歌う
   噂の町の煙の中
   いつでもたたずんで …
 ♪

ぜひ聴いてみてください。
http://happyhoppy.pepo.jp/movie.html

会場には小室ゆいさん(小室等さんの娘さん)、サックスの武田和大さんも駆けつけていた。2部ステージではりかさん&ゆいさんのハーモニーが響き渡り、ライブはとてもアットホームな盛り上がりをみせていたのです。

という訳で、昨晩は素敵な音楽にどっぷりと漬かった夜であった。その心地よい余韻は今も尚、続いているようなのである。

夏野菜をたっぷり使った「ミネストローネ」は夏の定番

夏季の食生活の基本とは、夏野菜をたっぷり摂ること。外食に頼っているとそんな基本的食事さえままならなくなってしまうようだ。こんなときこそ「ミネストローネ」の出番である。

冷蔵庫に眠っていた野菜に加え、地元の八百屋で仕入れてきた夏野菜で、ミネストローネをつくったのです。ミネストローネとは一言で云えばイタリア風野菜スープ。用意したのはゴーヤ(にがうり)、ナス、トマト、ズッキーニ、パプリカ、ブロッコリー、それらに定在野菜の玉ねぎ、シメジ茸を追加した。それらをたっぷり1cm程度のザク切りにして鍋に入れ、軽く炒めた後15分程度じっくり煮込む。味付けは塩、胡椒とトマトソースで。すっきり酸味がのどを潤すように、シンプルにまとめるのがポイントだ。ズッキーニ、パプリカ等の西洋野菜はトマトスープにすればとてもまろやかに味わえる。

多めにつくって冷蔵庫で保存しておけば、スパゲッティのソースにもなる。簡単でいながらとても重宝する夏の定番メニューである。

まるで偽者のホッピー「ハイッピー」なるものを発見

某所の酒売り場にて「ホッピー」にそっくりであるがちと違う「ハイッピー」なる炭酸飲料を発見したのです。ホッピーの人気にあやかって同様のテイスト飲料として企画・販売されたということは想像に難くない。ご丁寧にも「黒(ビアテイスト)」と「白(レモンビアテイスト)」の2種類のラインナップである。ホッピーに「黒」と「白」があることを真似たことは明らかであり、些かの恥じらいも無いようなのであり、完璧なる剽窃商品と云ってよい。

だがその肝心なる中身には、非常に疑問符が付きまとう。どちらも苦味が無い。ガツンと来るインパクトが薄いのである。これでは本家のホッピーに太刀打ちすることは難しいだろう。

最近になって、実はホッピービバレントが販売する小売り用のホッピーを購入することが増えているのだが、ホッピーは夏の夜にはもってこいの焼酎割り飲料なのだということを思いつつ、この有難みを益々強くしているところなのです。

当然過ぎて白けた。香山リカ著「しがみつかない生き方」

[エラー: isbn:9784344981324 というアイテムは見つかりませんでした]

かねてより気になっていた1冊の本、香山リカさんの「しがみつかない生き方」を読んだ。初版発行が2009年7月30日。ちょうど1年前に発行され、様々な書評でも目にしていた。殊にあの勝間和代の馬鹿げた主張の数々に対抗する文化人として、香山リカの同書が論壇の遡上に載っていたことなどもあり、早くこの本の論拠を目にしたかった。

そして先日やっと手にとって読んだこの本の感想はといえば、まあまあ、極くごく「当たり前」のオンパレードであった。結論が当たり前なことは、同書のキャッチコピー「「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール」を目にしたときから判ってはいた。しかしながらその論拠もまた当たり前とあっては、些か白けるばかりでもある。

一言感想を述べるならば、勝間和代の主義主張にアンチであれば誰もが抱くであろうポイントをまとめたに過ぎない。だがこれだけ丁寧にまとめたのであるからして、アンチ勝間に受け入れられたのである。

時代はそれだけ、勝間和代的なムードにジャックされているのか? 等とも思わざるを得なかった。もはやブームとも云えない。すべて人間の行為の根拠を「成功」への努力に収斂させようとするかのごとくのものである。荒っぽいというだけでは云い足りない。

人間の存在理由を、そのすべてを、成功法則、効率なる概念で捉えようとするかの勝間的ブームは愚の骨頂であるが、そんな「愚」を祀り上げていくかのムーブメントは、さっさと終わらさねばならない代物の代表とも云ってよいだろう。