赤煉瓦の佇まいがしぶい、前橋刑務所の正門

帰省して花火大会を見た帰りに、前橋刑務所に立ち寄った。

この建造物は赤煉瓦を積み重ねてつくられているのが特徴である。1888年に開設され122年の歴史を持つのみならず開設時の佇まいを現代に伝える歴史的建造物である。

上州において「赤煉瓦」といえば即ち刑務所を意味する。地元出身の萩原朔太郎や司修は、赤煉瓦刑務所を題材にした作品を残している。おいらも学生時代にこの赤煉瓦刑務所にインスピレーションを刺激され、何枚ものドローイングや油画作品を描いたことは忘れられない記憶と痕跡としてずっと残されている。

現存する我が国の刑務所の中でももっとも刑務所らしい施設と云えるだろう。