春の魚と書く「鰆(さわら)」の刺身を食した

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春の魚と書いて「鰆(さわら)」と読む。実は春ばかりに生息するということはなく年中に回遊する魚である。瀬戸内海などの近海にサワラが産卵にやってくる時期が春ということからこの漢字が用いられたという説が有力だ。

鯖(さば)の仲間であるが、生食には鰆のほうが柔らかく癖も無いので好都合なのである。白身魚のようでいて、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)という青魚の成分が豊富という。メニューに載っていたらついつい注文してしまうひとつなのだ。やはり春以外の季節にその姿を見ることは稀であり、刺身などにありつけたらラッキーと思うべしなり。