ゴーヤの苦味を頬張れば、夏本番の季節を感じるのだ

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ゴーヤの緑のイボイボが、夏本番を想起させる。スーパーで30センチ以上のゴーヤが並んだ棚を見れば、買わずにはいられなくなる。暑い季節の到来とともに、ゴーヤの苦味が食卓に欠かせなくなるのだ。

ゴーヤ料理は「ゴーヤチャンプルー」が代表的だが、夏野菜炒めの具材として使っても充分に美味しく食べられる。上の写真はゴーヤとともにシメジ茸、人参、ネギ、ハム等を加えて炒めただけのシンプルな料理だが、ゴーヤの苦味がアクセントとなり満足な味わいだった。

これからの夏には無くてならないゴーヤを素材に、その苦みを生かしたメニューである。TV料理番組等では、ゴーヤの苦みを消す料理法等と云った邪道的調理 番組が蔓延しているが、ゴーヤの素材的魅力はあくまでもその苦みであり、その独特な苦みを舌で感じ、鼻腔で嗅ぐことこそがゴーヤ料理の味わい方の基本であ る。そんな基本的スタンスを抱きながら作ったメニューなのである。