真夏にこそ食べたい極辛の「火鍋」なのだ

いよいよおいらにも夏バテが襲ってきたようだ。もうこれからの季節は夏バテとの闘いから逃れることが難しいのであるから、おいらはその対策をこうじているのだ。そんな夏バテ対策の一つが、辛い食物で発汗するというもの。人一倍汗っかきのおいらはかねてより、暑いときと場所では徹底的に発汗することを肝に銘じている。中途半端に冷を求めて汗をかくのを躊躇っていては、夏バテ対策にはならないのである。

それだからといった訳でもないのだが、夏には積極的に食べたいのが「火鍋」料理なり。ご存知、中国の四川省を発祥とされる、唐辛子や中国山椒、その他大量の調味料を使用してつくられる鍋である。何しろ唐辛子の辛さがのどと胃袋を刺激するために多量の発汗作用が見込まれるのだから、夏にこそ食したいメニューなのだ。中国料理のグルメが崇める満漢全席のメニューにもこの火鍋が採用されている。

上の写真に示したのは、地元の中華居酒屋店にて提供されていたものだが、よくある「火鍋」には、辛味「麻辣(マーラー)」スープと、辛くない「白湯(パイタン)」スープとの二種類のスープで味わうスタイルが一般的である。鍋も特製のものが用意されている。おいらの家にもこの特製鍋があり、ときどきは二種類の特製スープによる「火鍋」をつくったりしているのだ。