新じゃが芋の揚物は、ポテトコロッケより美味かった

この時期に食べないと勿体ないのが、新じゃがいも、新玉ねぎ、そして新キャベツの春の新素材トリオである。春も佳境に入り、新とのたまうには遅きに過ぎるかもしれないが、今でもなお、春の新素材に遭遇すると注文したくなる。

このたび遭遇したのが「新じゃが芋の揚物」だった。そして出てきたのは、小ぶりだが丸ごと一つのじゃが芋に衣をつけて揚げられたメニュー。きっと下茹でなどの処理をしているのであろう、揚げ衣の下から身を現したじゃが芋はほくほくと柔らかく甘く、そして味わいが深かった。

揚げ物はカロリーが高いため、あまり口にすることは少なくなっていた。それでも時々はポテトコロッケ、アジフライ等のメニューは口にしている。コロッケはそんなソウルフードの一種であるのだが、この「新じゃが芋の揚物」はそれ以上の新鮮な味わいだったと云えるだろう。