久しぶりの「のびる(野蒜)」の味に舌鼓なのだ

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のびる(野蒜)という貴重な食材に出会い、もう何年ぶりかのその味に舌鼓なのだった。野蒜とは野に生える葱の別称という意味である。エシャレットやラッキョウに近い味だが、野性味については野蒜がまさっている。ほどよくピリリとした刺激が喉を刺した。

その昔はニンニク、ニラ、ネギ、ラッキョウと共に五葷(ごくん)に数えられていたという。メジャーな食材であるネギの一種なのだが、なかなか口にする機会はないので、この食材ばかりは特別な出会いにも感じさせるに充分なのだ。