茹でダコならぬ「生ダコ刺身」に舌鼓

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茹でたタコではない本物の生タコの刺身にありついたのだ。今日は久しぶりに「生タコ」を食する機会が持てたのであり、それかあらぬかの、強く「茹でダコ」事情についての憂いを感じたのである。そもそもはタコの刺身といえば、これまでは茹でダコがあたり前であった。刺身と云いながら茹でたタコを出すなどと云えば、詐欺にも等しいやりくりにも思えるのだが、世間一般の流通業界においては「タコ刺し」がイコール「茹でダコの切身」であったということが顕著であり、今でもそんな流通業界の常識がまかり通っている。タコは食材として、様々に加工されるべき可能性の凝縮した存在である。だからと云って茹でたものを「刺身」と称する商法は問題であろうと思うのである。