脂がたっぷり乗った「イワシの丸干し」を食した

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イワシの丸干を食した。調理する時からその脂の乗った姿に興奮を覚え、食欲を刺激されていた。青魚の代表的魚類でもあるイワシは、丸干しにしたらとても味わい深く、しかも丸ごと味わえるのだから隅には置けないのだ。魚の加工品的食材の中には「丸干し」と云うものがあり、イワシやサンマを天日干しや機械乾燥などで乾燥させた食材を指している。丸干しと云う加工魚食材の特長は、半生的な魚の良さを引き立てていることである。生の食感や味わいには遠いが、開きもの等の乾燥ものには有り得ない魚特有の苦みやアクを味わうことが出来る。特に好みなのは「イワシの丸干し」であり、先日は干し加減が良好な大ぶりのそんなメニューにありつけていたという訳なのである。イワシとはそもそも幼魚のころからシラスやちりめんじゃこ、目刺し、煮干し、等々として食されてきた。成魚となっても生で食されることは多くはなくて、干して目刺しや丸干しと して食されている。ちなみにおいらはイワシの丸干しが大好物なのだが、実はこれには痛風の原因物質たる「プリン体」が多く含まれているために、禁忌的食物 となっている。たまには食べるが、大量に食することが出来ないのだ。だがメリットも多くあり、最もポピュラーな青魚として動脈硬化症を予防する成分に注目が集まっている。脳梗塞、心筋梗塞を事前に防ぐ食材としては、青魚がナンバー1であ る。健康な血管を維持することがすなわち健康な身体を保つことにつながっているのであり、EPA、DHAといった特別な栄養素は青魚からとるしかないのだ。