莫迦の比喩に等しい「大木」と揶揄される「ウドの酢味噌和え」は繊細な味わいだった

ウドが美味しい季節となった。一般家庭ではなかなかウドのメニューを調理することは困難である。しかる理由にて多くは外食にてこの季節の食材を味わうことになってしまっていることは残念ではある。

ウドという植物は単にがたいが大きいだけでなく、その身の瑞々しさが特筆される。水分量が極めて大きく、サクサクとした触感のほとんどがその瑞々しさによっているということが云えよう。

今回食した「ウドの酢味噌和え」は、厚さ2mm程度にスライスされたウドが、酢味噌に味付けされて提供されていた。一口齧ってみるととてもサクサクとして瑞々しさが際立っていた。栄養素などが薄くてもこの触感だけは特別なものであると納得。もっと厚くスライスしてじっくりと時間を掛けて煮込んだならば、もっとおいしく調理できるのではないかと想像した。いつか生ウドを手に入れて調理したいと考えているところなのである。