紅葉見納めで訪れた「夕やけ小やけふれあいの里」の風景

紅葉の見納めをしたくて、先日「夕やけ小やけふれあいの里」を訪れた。

高尾の駅からバスで約30分、陣場街道を走っていくと「夕焼け小焼け」というバス停に辿り着く。紅葉のピークは過ぎたが、まだ都市部には見られない落葉樹の色づきに接することができたのです。

今年は猛暑で紅葉の出足は遅れて色も鈍いが、東京近辺ではしぶとく長く色づいている。いろいろ訪ねてみれば意外な出会いにも遭遇したし、見所も発見できたのだ。特に近郊の里山周辺は、季節の様々な色合いに驚かされる。

この施設はかなりの広大な敷地にあり、夕焼小焼館、ふれあい牧場、御食事所、宿泊施設「おおるりの家」、キャンプ場、そしてポニーやウサギと触れ合えるふれあい牧場が並設されており、さながら自然のテーマパークといった趣だ。登山道の入口でもあり、陣場山、高尾山とも繋がっている。

八王子市上恩方町という地域は、童謡「夕焼小焼」の作詞者・中村雨紅(本名 高井宮吉)の出身地である。今のようなバスや自家用車の便は無く、駅から里山道を歩いて通った日々に見た夕焼けのイメージが、この名作を生み出したのだという。中村雨紅ホールもあるので、興味ある人にはお勧めの場所だ。

■八王子市夕やけ小やけふれあいの里
東京都八王子市上恩方町2030
TEL 042-652-3072 / FAX 042-652-4155